犯罪の 火種は何処に 在るものか2008年06月11日 20時04分51秒

今日も午後から 1時間おきにトイレへ強制収監されるような状態で思い通りに作業をする事ができなかった。
腹痛の他に悩みの種となったのは暑さから出ているはずの汗に、冷や汗のような異質感がまじっている事だ。
物が汗だけに実害はないのだけど、何とも言えない精神的ダメージがあって辛かった。

このところの体調不良は天候が安定してくれない事もあるけど、軽いストレスも混じってきている気がする。
作業が思うように進まないとか悩みもあるけれど、やはり秋葉原の通り魔事件に関するニュース報道への不満が大きい気がする。
特に腹立たしいと感じるのは犯罪者とオタクを結びつけようとする風潮だ。

実のところ、この手の怒りを口にするのはこれが 3度目だったりする。
何かの凶悪事件が発生する度に「犯人はオタクであり、漫画やアニメの影響を受けて凶行に及んだと専門家は推測している」なんて言い出す。
オタクに犯罪者は居ないとは言わないけれど、オタクは犯罪者の候補生だと言わんとする報道には異議を唱えたい。

最近になって、オタクが居なくなれば犯罪は減るような事をいうコメンテーターが増えてきているのも腹立たしい限りだ。
このところテレビを見ていて、凶悪事件が増えたと感じる人が増えているのだが、実は犯罪の発生件数で見るとむしろ減っていたりする。
この誤解が何故に起きるのかというと、単純な話で地方で起きた殺人事件も全国で報道されるようになった影響が大きい。
つまり、犯罪の件数が減っても報道される機会が増えれば視聴者は増えたと感じるわけだ。

犯罪=オタクという図式を同様の視点で見てみると、ワイドショーが市長リスを捕りやすいという理由で積極的に報道しているとする。
そう考えると、オタクによる犯罪が目立つのは報道の頻度によるところだと言えないだろうか。

力シーンがある漫画やアニメが犯人へ何らしかの影響を与えた可能性は確かにあるかも知れない。
だけど、俺から見れば昼のドラマでやっているようなドロドロとした話だって、悪影響を与えかねない。
ニュースにしても「またも○○を使った自殺」なんて報道の中で、具体的な手順を紹介している場合がある。

結局のところ、狂った目で見れば何でも歪んで見えてしまう。
オタクやアニメ・漫画が大人から敵視されているから、何かにつけて悪の温床のように言われているだけだ。

何より毒と薬は紙一重の関係にあって、犯罪に悪用される事もあれば人助けに活用される場合だってある。
今回の通り魔事件では残念ながら多くの死傷者が出てしまったけれど、それ以上に命を取り留めた方もいる。
そういった命を救った側にオタクと呼ばれる人々も混じっている事を是非とも取り上げて頂きたい。


この記事を読んでいる方の中に現場で応急手当に参加した人はおられるだろうか。
実は今回の事件で被害に遭われた人の中に B型肺炎の患者さんが居たそうだ。
応急処置で血液に触れていた場合、感染の可能性がありますので病院へ掛かって下さい。

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