平日:夢を見た気がする2008年05月20日 06時23分53秒

夜通し続いた雨が今もなお休むことなく降り続く中、スリープトラッカーのアラームで目を覚ました。
起こされたタイミングが面白くて、寝返りの途中だったらしく腕が空中を彷徨っていた。
それこそ寝返りのタイミングを舞っていましたと言わんばかりの起こされ片だった。

今日も昨日と同様に夢を見るくらいまで良く眠れた気がする。
もちろんの事だが、その調子のまま更に 2時間ほど眠れたら、最高の目覚めが舞っていたのだろうが残念ながら時間がなかった。

記録の方を見てみると、明らかに今までとは違う。
レム睡眠の平均間隔【DataA】が30分を記録しているし、最長で90分の間は爆睡していたと記録されている。
もしかしたら寝返りの際にスリープトラッカーを装着した右手を動かさなかったという可能性を考慮すべきだろう。
それでもなお今日までの記録と見比べると、無視できない程の差を見る事ができる。
恐らく今日の記録が俺の本来の睡眠リズムなのだと思われる。

ちなみに、夢の内容はハッキリと思い出せない。
むしろ映像として一連の何かを見たというより、記憶の断片映像が頭の中を駆けめぐった感じだった。
たぶん昨日辺りから頭の中で形に成しつつある小説ネタを寝ながらに整理していたとかそういった調子だな。

ついでにいうと、プロローグはこんな感じだね。
_______________________________________________________________________________________________________

地面を見つめながら力なく座る少女は、糸の切れた操り人形のようだった。
そんな少女を見下ろしながら、少年は言った。
「お前が自分を制御できないのなら、俺がお前を止めてやる。」
その言葉に少女の目が染みだらけの床からゆっくりと離れ、少年の目を捕らえた。
涙を流す力すら残っていない曇った硝子を思わせる青い瞳を見返しながら彼は言葉を続けた。
「ただし、俺の命令に従え。従うなら付いてこい」
「わかった。私は貴方の命令に服従する事を誓うわ。
その代わり、私を独りにしないでほしいの。」
少女は自分が何の躊躇もなく少年の要求を受け入れた事に驚いていた。
更につい数秒前まで永遠の眠りを欲していたはずの自分が、すがるように両手を伸ばしている事に困惑していた。
未だかつて誰にも握り替えしてもらった事のない血に汚れた手を、少年は何の躊躇もなくしっかりと掴んでくれた。
憎しみも恐怖も哀れみもなく、ただ真っ直ぐに少女と向かい合う少年を見つめて、少女は自分が彼を受け入れた事に理屈もなく納得していた。
「お前が俺を信じて付いてくる限り、俺が見捨てないと誓おう。
これが俺とお前の契約だ」
少女は頷き、引き寄せられるままに立ち上がった。
_______________________________________________________________________________________________________

以上、駄文のオマケ付きでした。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「このブログはどんな空間でしょう?
 ひらがな4文字でお答え下さい。」

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2008/05/20/3527659/tb