新市場 順当ぶりに 安堵する2018年10月11日 22時39分44秒

本来の計画から無意味に2年も延期されていた豊洲市場がようやっと開業へ漕ぎ着けた。
問題とされた汚染された地下水は文字通りに地下の話であり、密閉された地上にある市場への影響が全くないため、改良工事と言いながら何をしたのか良く分からないままだ。
そもそも当初から専門家が何の問題もないと言っていたので、何もしなくても無知な外野が騒がなければ延期する事もなく、2年前に開業していたはずの新市場がようやっと動き出した。
報道メディアによって捏造された都知事の人気が低迷して化けの皮が剥がれるまでに2年を要した、という実に下らない時間と金を無駄にするだけの2年間に終止符が打たれたわけだ。

報道メディアとしては順当に開業すると面白くないと考えているようで、豊洲市場の開業初日を混乱の2文字で飾り立てているけれど、俺の目から見れば場外の騒がしさこそあっても順調な滑り出しに見えた。
そう感じる理由は市場の核となる競りにおける問題が全く報道されず、場外の交通渋滞や駐車場の混乱、仲卸市場の騒がしさといった外野の混乱ばかり取り立たされていたからだ。
競りに掛ける商品が搬入できないといったトラブルが起きたなら混乱と言えるけれど、それ以外の騒動は全て市場に出入りする業者の不手際であって、市場の混乱と呼ぶにはお門違いの話だと笑いながら聞いていた。

交通渋滞に関しても新しい市場への道や駐車場の造りを地図だけで把握できない業者の多くが、早め早めに殺到した影響が大きいように見えた。
例えるなら、1日に数回の公演を行うコンサートで第一部の入場時間に第二部や第三部の観客が既に集まっている状況に似ていて、無駄に集まった人集りが混雑を生んでいた印象だ。
しかも、不慣れな道という理由では見逃せない道交法違反の車両をテレビカメラが捉えながら、警察へ通報するでもなく普通の渋滞情報として報道していたり、何を馬鹿げた事を言っているのかと呆れさせられた。

こういった混乱も数日と経過すれば、道やら構造やらを覚えて順当に回るはずだ。
報道メディアもそうと分かっているから、初日に揚げ足取りをしながら視聴率稼ぎに余念が無いのだろう。
こういう意地汚さを見ていると、報道とは何なのかと呆れるばかりだ。