中堅と 呼ばれているが 未熟なり2012年11月09日 23時07分43秒

今朝のニュース番組で、中堅社員と呼ばれる年代の離職率が高くなっている状況が紹介されていた。
その報道によると、現在の中堅社員は就職氷河期へ突入する直前に入社した年代であり、後輩が入らない故に何時までも下っ端の雑用を押し付けられながら、年代相応の業績まで求められて脱落するらしい。
こういった理由での離職であれば、同僚や上司に恵まれなかった事が原因だから仕方なくも思えるし、不況で給料も上がらなければ労働意欲が損なわれる致し方ないだろう。

ここだけで話が終わるのなら良かったのだけど、他の離職理由としてマンネリな仕事に達成感を得られなくなったとか、後輩の教育係を断った分の業績アップを求められて嫌になっただのと、呆れるような言葉が聞こえ始めた。
マンネリな仕事と言っているけれど、効率的に手際よく片付ける工夫していれば同じ作業とならないし、業務の効率化で余裕ができれば新たな業務を請け負う事もできる。
出世欲を持たずにステップアップを試みない姿勢こそが、仕事をマンネリと感じる最大の要因であるので、会社を責めるような物言いと無責任なままに離職していく姿を見ると、あの人とは仕事をしたくないと思ってしまう。

教育係の件に関しても、断った当人の代わりを誰かが勤める事となり、役割を代行する社員の補填として業績アップを求められたと考えるべきだ。
ましてや、後輩の教育を任された事も面倒を押し付けられたとしか思わないようで、補佐役や別の仕事へ就かせるための後釜の育成や、有能性を認められての教育担当といった可能性を考えもしない。
詳しい状況を見聞きしたわけでもないけれど、会社からの期待を裏切った挙げ句に離職していく態度は同年代として聞いていて苛つかされる。

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