久しぶりの本社: 【まったり空間】

今日は新人君にマンツーマンでプログラムの何たるかについて講習を行うため本社への出勤とした。
恐らく客先でも事情を話せば場所を貸してくれそうな気もしたけれど、年末調整の書類など細々しい用事も溜まっていたこともあって久し振りに本社へ行こうと思った次第だ。

何か新しい発見があることを少し期待したのだけど、そう簡単に変わってはくれないらしいね。
乗り換え駅で初っぱなに出迎えてくれたのは水着姿のお子様が楽しそうにウォータースライダーを滑っていく絵が描かれた広告だった。
その隣にある広告も「パチンコ夏物語」などで、まだまだ夏全開の雰囲気を振りまいていた。
その脇をマフラーで武装した女性が歩いていく姿のギャップが何とも言えなかったよ。

会社のあるビルに着いてから 18Fまで上がるために乗ったエレベーターにオバサン連中の強烈な強烈の残り香が充満しているのも変わらないかったな。
ついでに、13Ｆから 14Ｆへ上がるためだけにエレベーターを止める阿呆も健在だったな。
変わらず良かったのは地上 18Ｆからの見晴らしと澄んだ空気の向こうに見える富士山くらいだろうか。

良くも悪くも変わらない本社はやはり微妙な居心地だった。
そんな雰囲気から逃げるように隅っこの会議スペースを占領して 2時間ほどノンストップで喋り倒した。
さすがに喉が枯れてしまったけれど、俺的には良い出来の講習になったと思っている。

後は講義内容を「新人君がどう活かしていくか」が問題になるわけだけど、これはもう彼自身のセンスに賭けるしかないかな。
正直なところ、今回の講習内容は基礎中の基礎に当たる内容だから教える順番が狂ってしまっているのは反省すべき点なんだ。

まぁ、俺としては正式は遺族前の 3ヶ月間で少しぐらい触ってきて欲しかったというのが本音なんだけどね。
来年からは我が部下である新人君が新人研修に取り入れてくれる事を願うばかりだ。

もっとも、新人君が講壇へ立つ時に俺はないわけですがね。