帰宅さえ 気乗りしなくて フラフラと2010年07月01日 20時43分06秒

昨夜は疫病神と読んで嫌っている姉貴が通常より30分以上も早く帰宅するというハプニングに見舞われてしまい、夕食の途中でリビングから隣の和室へと避難する羽目となってしまった。
避難が間に合ったおかげで直接的な接触こそなかったけれど、疫病神がリビングに居座っているため片付けができず、寝る前に水仕事をしなければならない状況へ追いやられてしまった。
使った食器を長々と放置しているだけでも最悪なのに、邪魔な姉貴は深夜 1時を過ぎるまでリビングに居座っていたので、眠い目を擦りながら食器の片付けなどの雑務をする羽目となった。

最悪な気分で布団へ入った影響が受けてしまったらしく、朝から手の平に出ていたジンマシンが急激な悪化を見せていた。
この前の土日に良く眠れた事もあって、今週に入ってから少しずつ快方へ向かっていると感じていた矢先だけに、急激な悪化という状況は心が折れそうな重たい気分にさせられた。
特に仕事の方で意味の分からない不具合に頭を悩ませていた時間に至っては、痒みを発するまでに悪化していて踏んだり蹴ったりだと泣きたい気分だった。

帰り支度を済ませた段になって、何気なくメールをチェックしてみると不具合報告が届いていたため、残業という格好で作業をするという運気の無さも発揮された。
しかも、不具合が特定の環境でのみ発生するパターンで解決方法を見つけるのに四苦八苦とさせられた。
あまりにも意味が分からなかったので、G社長の手助けを得たりと悪戦苦闘の末に何とか解決できたけど、帰宅する気力まで失せるほどに疲れ果ててしまった。
しかも、疫病神が昨夜と同じ時間に帰宅していたとすれば、既にリビングが占拠されている可能性が極めて高いと考えられるため、余計に気力が削がれてしまっている。

とはいえ、それ相応の時間へ帰らないと、先日のような雷雨の中で自転車を走らせる事にもなりかねないため、何とか気力を振り絞って帰り道を急いでいる。
しかし、今日の運気からすると雨宿りのできない場所で滝のような飴に遭いそうな気がしてならない。

耳を刺す 大きな声は 馬鹿ばかり2010年07月02日 20時59分09秒

今の会社は少人数で運営している事もあり、G社長の自宅へ間借りしているため、ちょっと変わった形態の二世帯住宅のような生活スタイルとなっている。
G社長の家族は元よりリビングを殆ど使っていなかったので、棲み分けは問題なくできているのだけど、去年に導入された大型テレビの消費電力が大きな負担となって夏場にブレーカーが飛ぶという事態が何度か発生していた。
そのためブレーカーを強化しようとしたのだけど、配線の関係で現状より上へ上げることができないらしく、面倒なことに電気工事をする必要があった。

その電気工事をG社長のお父さんが見学したいと言い残したまま、中国の方へ帰ってしまっていたので、夏が迫った今週まで先延ばしにされ続けていた。
問題の中心人物が今週の頭に戻ってきたため、早々に電気工事を行おうと急ピッチで話が進められて、今日の昼頃に見積もりと現状確認のため業者がやってきた。
これで安心してエアコンが使えると喜んでいたのも束の間で、業者が来た瞬間からG社長の飼い犬であるユウ君が発狂したかのように吠え始めて、そのうるささは殺意さえ覚えるほどに強烈だった。

普段でさえ耳栓がほしくなるほど騒がしいのに、今日は耳の状態が非常に悪くて大きな音への耐性が著しく低下していたため、途中で何度か痛みを感じる場面まであった。
しかも、悪化し続けている所だったので、時を追う毎に耳から発せられる痛みが強くなっていく傾向があって、無駄吠えの収まらない犬を黙らせるために睨んでいる時は、怒りを抑えることなく視線に籠めていた。
その甲斐もあって睨んでいる間は落ち着きこそないが、静かにしていてくれたけど少しでも目を離すと元通りになるため、かなり邪魔な存在に感じられて仕方がなかった。

そんな状況が20分近くも続いたため、業者が帰ってから定時までの時間は色々な意味で辛い時間となったけど、今日は金曜で寄り道を楽しむ日だからと何とか踏ん張ってきた。
ところが、いざ寄り道に趣味の買い物へ出掛けてみると、参議院選挙に関係した街頭演説があちらこちらで行われていて、スピーカーの大音量で再び耳へのダメージが蓄積する格好となってしまった。
結局のところ趣味の買い物を楽しむ余裕も殆ど残っていなくて、踏んだり蹴ったりだと苛立ちながら早々に帰宅の途へと就いている。

善し悪しの 起伏の多く 疲れ気味2010年07月03日 20時43分22秒

昨夜は疫病神と呼んで嫌っている姉貴がリビングに居座っていた影響で、本来なら就寝する時間に風呂へ入る事になってしまい、当然のように就寝時間が大幅に遅れてしまった。
冬場なら入浴せずに布団へ入ってしまう選択もできるけど、今の時期に汗を洗い流さずに寝床へ行ったとしても、暑苦しさに肌のべと付きが気持ち悪くて熟睡できる気がしなかった。
そんなわけで眠い目を擦りながら浴室へ向かったのだけど、眠気が強すぎて頭を 2回もシャンプーで洗ってしまったりと、幾つかのボケをかましてしまっていた。

眠い目を擦りながら髪の毛が乾くのを待って布団へ向かう頃になると、涼しい風が吹き込んできて寝心地の良さそうな快適な室温が完成していた。
肌寒さや暑苦しさのない室内で布団へ横たわった瞬間は、眠気を堪え続けていた影響もあってか物凄く気持ちよくて、久しぶりに味わう快感に極楽を感じていた。
その反面で普段かの運気がない生活をしているせいで、極楽を感じた分だけ地獄を味わう羽目となりそうで不安を感じていた。

そんな夜が明けた今朝、最初に思った言葉は「嫌な予感が外れるなんて珍しい事もあるもんだ」という内容だった。
今朝は起床予定時刻の30分前に目を覚まして、ゆっくりとストレッチをしながら体を起こしていき、アラームが鳴り出すより前に布団から出ているという理想的な休日の朝を迎えていた。
リビングにも誰もいなくて、休日の朝に相応しいゆったりとした時間を過ごしながら、数ヶ月ぶりに訪れた余裕のある朝を満喫しながら朝食を味わうことができた。

そんな穏やかな時間を過ごしている途中で、自分用の歯ブラシや洗顔フォームの予備を押し込まれている引き出しに幾つか要らない物まで混じっている事が気になった。
思い立ったが吉日なんて言葉もあるし、時間にも余裕があるので軽く整理をしてしまおうと、引き出しの中身を全て引っ張り出して仕分けをしながら整理を始めた。
それほど時間の掛かる作業ではないと思っていたのに、作業を終えて時計を見てみると20分以上も経過していたから少し焦ってしまったけど、まだ遅刻の心配をするほどではなかった。

片付けを終えた清々しい気分を満たされながら、暇潰し用のコミックを鞄へ詰め込んで病院へと向かった。
ここまでは順風満帆だったのだけど、最初の病院で前の患者が随分と手間の掛かる処置を必要としたらしく 1人で30分以上も時間を食ってくれた影響で、本来30分の待ち時間が 1時間10分にまで拡張されてしまった。
こうなると次の病院で午前診療の受付時間が終わってしまう危険性が出てくるため、会計が終わると同時に飛び出して、次の病院までの片道 4kmを全力疾走する羽目となってしまった。
それでも受付が終了する前に病院へ辿り着く事ができたのだから、不幸中の幸いだったと思える。

これで 2つ目の病院でも待ち時間が長かったりすると、土曜の恒例であるToda氏との昼食会へ急ぐために、再び自転車を全力で走らせる事になると不安がっていた。
しかし、実際に蓋を開けてみると待ち時間は 3分ほどで、過去最短時間で診察が終わってくれたから何処か拍子抜けした気分だった。
もちろん昼食会へ遅刻する事もなかったし、その後は調べ物や立ち読みで本屋やコンビニを渡り歩いて、本当に休日らしい時間を過ごすことができた。

残る問題は夕食だけとなったが、自己中心的な姉貴が自分勝手に夕飯の時間を変更したため、先週と同様に無駄な待ち時間を入浴を済ませ、邪魔な姉貴が失せるまでの待ち時間でブログを更新している。
今も疫病神となっている姉貴がリビングから退去する時を待っている最中だけど、いい加減に胃袋が空腹を訴えながら痛みを発し始めている。
さて、胃袋に穴が開くのと邪魔者が消えて失せるのと、どちらが先なのだろうか・・・

簡単な 仕事のはずが 大事に・・・2010年07月04日 21時28分43秒

金曜の朝から 1階のトイレに設置されているウォシュレットの調子が再び悪くなってきて、今回も騙しだましに使っていれば復調するかと期待したのだけど、壊れ方が良くなくて買い換えを決意するに至った。
今までの壊れ方はボタンを押してもウォシュレットが動いてくれず、放置していると何時の間に直っている感じだったのだが、今回は便座に座っただけでビデが発動してしまう状態になっていた。
つまり、用を足しているノズルが前へ出てきてしまうので、トイレは入った目的を果たせない非常に困った症状の故障が現れてしまい、さすがに騙しながら使うにしても限界が感じられた。

もっとも観察眼のある俺なら何とか使いこなせそうなのだが、父親にノウハウを教えるとしても理解した上で実践できるか怪しいし、その方法だって何時までも通用するとは限らない。
第一にそこまで頑張って調子の悪いウォシュレットを使い続ける理由もないければ、最近の機種なら省エネも進んでいるし、もしかしたらエコポイントも付いてくる可能性もあって、買い換えた時として悪くないと思えた。

そんなわけで昼過ぎから電車へ揺られて池袋まで遠出をして、ウォシュレットを購入してきたのだけど、ちょうど良い機会なので 2階のトイレも新しくしてしまおうと 2台を注文してきた。
もちろん 2台をまとめ買いする事を条件に出した値引き交渉を繰り広げて 1台当たり1万5千円の値切りに成功して、取り付け工事は自分でやるからと 7千円近く節約した。
合計するとウォシュレット 2台で 4万円ほど安く買い物を済ませて、急いで交換する必要のある 1階に設置する分だけ持ち帰りにして、残り 1台は送料無料の宅配へ回してもらった。

座布団よりも大きな荷物を片手に自転車を走らせて帰宅すると、汗が引くのも待たずに段ボールを開封して設置工事を開始したのだけど、いきなり給止弁を閉めたはずなのに水が止まらないトラブルが発生した。
嫌な予感を感じながらも給止弁をどうこうするのも面倒なので、水道の元栓を閉めて家中の水を止めてしまって作業を続行した。
およそ 6年前にウォシュレットを取り付けた時の記憶を掘り起こしながら取り外そうと頑張ったのだけど、曖昧な記憶が逆に邪魔をしてくれたおかげで、所要時間15分と予定よりも随分と手間取ってしまった。

取り外しを行っている時に色々と構造を憶えたので、取り付け作業はスムーズに行くだろうと予想していたのだけど、ここで再び最初の給止弁が問題の種となってしまった。
現状で使われていた給止弁はトイレタンクとウォシュレットの 2系統への分配も行っているのだが、ウォシュレット用の配管ノズルが特殊形状らしくて、新しいウォシュレットに接合させる事ができなかった。
新しいウォシュレットはトイレタンクへの配管の間に分配機を繋いで、脇から水を搾取するような構造になっていたので、特殊形状の配管を無理に使う必要はなかった。
しかし、給止弁が壊れていて水を止められない状況では、無理にでもウォシュレット用の配管から水を取る必要があって、現状ではどうしようもない状況に陥ってしまった。

仕方がないので給止弁を交換する事にして、近くのホームセンターへ自転車を走らせてきたのだけど、ここまでに大きな荷物を運んだり工事を行っていた影響で体力が尽きていたから、坂道がかなり辛く感じられた。
しかも、夕立のような大粒の雨が降っていた事もあって、父親に車を出してもらおうかと思ったのだけど、疫病神である姉貴が車を持っていってしまったため、自力で頑張ってくるより他になくって少し涙目だった。
脱いだ靴下と上着を洗濯カゴから取り上げて、苦痛と疲労に顔をしかめながら家を出ての買い物は往復で 2kmもないはずなのに、随分と遠く感じられて辛かった。
しかも、ホームセンターへ到着してみると洗面所で使用する給止弁はあるのに、トイレ用と思われるタイプが見当たらなくて、店員と首を傾げながら代用できそうな品を差がしてきた。

幸いにして購入してきた給止弁で何とか形はできたのだけど、配管作業中にゴムパッキンを挟み込むのを忘れてしまい、給止弁を開けると少しずつ水が染み出してくる状態になってしまった。
最初は何故に水が漏れてくるのか分からずに、頭を抱えていたのだけどゴムパッキンを忘れていると気が付いた瞬間は、膝を折って倒れそうな勢いでショックを受けていた。
しかも、ゴムパッキンを忘れた配管をやり直している最中に、別の配管が緩んでしまって水漏れが発生するという二次災害が発生してくれて、何事かと冷や汗を流す場面もあった。

ようやっとウォシュレットの設置作業が終わってホッとしたのも束の間で、今度は水を流してもトイレタンクへ給水が始まらないというトラブルが起きた。
調べてみるとトイレタンク内にある浮き袋が上手く落ちなくて、給水口が開かない状態にある事までは分かったけれど、その状況を生み出した原因が分からなくて随分と悩まされた。
30分ほど悩み続けた挙げ句に、配管を弄っている時にトイレタンクの内部でも配管が回ってしまったらしく、浮き袋の角度が変わってしまっていたらしい。
原因が分かってからも微調整に苦労をしてしまい、全ての設置作業が完了するまで軽く 2時間ほど掛かっていた。

分解も 節約ついでの 楽しみに2010年07月05日 19時44分26秒

昨日の記事で書きそびれてしまったのだが、ウォシュレットトイレの取り替え作業が終わった後に、古いウォシュレットを不燃ゴミとして出せるレベルにまで分解する仕事もしていた。
実際のところ苦労した箇所は最初の蓋を開ける所くらいのもので、それ以降と言えば目に付いたネジを 1つずつ外していくというシンプルな作業だった。
もちろんふつうに分解するだけではなく、電子回路を弄くれる知識も少なからず持ち合わせているので、故障の原因が何だったのかと考察しながら分解作業を進めていった。

その過程で故障の原因となりそうな場所が幾つか浮き彫りになってきて、最終的に「こんなので 7年も保ったなんて称賛に値する」という感想を抱くまでに至っていた。
恐らく故障の原因は温水タンクからウォシュレットノズルへの給水管からの水漏れで、特に酷い箇所は数年来の浸水によりネジが完全に錆びて、ドライバーの力加減を間違えると崩れてしまうほど腐食していた。
さすがに心臓部に当たる基盤は高い所へ配置されていたので、浸水の影響を受けていないように見えるが、配線の方がかなり深刻な状態にあったので錆が感染している可能性は否定できなかった。
しかし、浸水の被害を受けていなかったとしても、ゼラチンのような素材で基盤を丸ごと覆うなんて大雑把な防水処理をした上に、温水タンクの近くへ配置されていたので、熱に遅かれ早かれ熱にやられて故障していただろう。

正直なところ安かろう悪かろうの典型例を見ているで、目の前にある低コストで製造された機器の分解作業は意外なほど興味深くて、ニヤニヤと笑いながら楽しんでいた。
本当だったら「こんな粗悪品を・・・」と怒るべきなのだろうが、そんな気力は残っていなかった上に、そもそも安物と分かっていて買ってきたのが自分なので諦めやすかった。
しかし、分解が完了して油断してしまったのか、ざっと汚れを落としている最中に爪の立っている 1カ所だけあるのに気が付かず、親指の皮膚を削り取ってしまった事が残念で仕方がない。

雨水に 沈んだ道路 掻き分けて2010年07月06日 19時48分54秒

今朝のニュースを眺めていると仕事場のある東京都北区で局地的な大雨があり、道路が冠水するなどの被害が出ていたと報道されていた。
俺は急激な風の変化から嫌な気配を感じ取ったので、大雨の第一陣が通り過ぎた直後に会社を飛び出したため、道路の海水による被害に遭うことはなかった。
俺が帰宅してから 1時間ほど遅れて会社を出たというT社員は、くるぶしまで雨水に沈めながら駅まで向かう羽目となったそうだ。
しかも、大雨に見舞われた地域が局所的だったため、電車内では一人だけズブ蒸れという浮いた存在となってしまったそうで、その状況は想像するだけで哀れで仕方がない。

さて、ここで俺が空を読める能力を持っていたため冠水した道を歩かずにすんだと、喜びの記事を書けたのなら良かったのだが、そうはならなかった。
何故なら自宅まで残り100mという地点で道路が水没していて、夜盲症のせいで状況を正確に把握できないまま深みへ進んでしまい、涙ながらに水中へ足を沈めてペダルを踏む羽目となってしまった。
実際のところ水中へ足を入れる瞬間は、不快感よりも自分がどういう状況へ置かれているのか分からない恐怖の方が強かった。
水の抵抗を受けて減速してしまった自転車を走らせて、更に前へ進んでいくとサドルへ座った状態で膝まで水へ浸かってしまった時は冷や汗が吹き出した。
地形から考えて腰まで水に浸かることはないと分かっていたが、自分よりも自宅が床上浸水なんて事態に見舞われているのではないかと、心配で仕方がなかった。

水中を20mほど進んだ所で水から出ることができたのだけど、自宅がある路地よりも手前にある道路を覗いてみると、街灯の明かりがゆらゆらと揺れる睡眠を映し出していたからゾッとした。
自宅は水没していた路地と1本しか違わなかったので、帰宅後に畳を上げたりといった大事が待っていそうだと諦めの溜め息を吐いていた。
しかし、実際に自宅のある路地を曲がってみると5cmほど水が溜まっている場所もあったけれど、自宅前まで水が来ておらず床下浸水すら起きていなかった。

どうやら道路が水没した原因は排水に使われる下水道から、許容量を越える雨水が逆流していたらしく、我が家はマンホールから遠かったので被害を免れたようだ。
さらに自宅のある路地へ来ている下水道は本線から離れていたので、逆流した水の量も少なかった事も幸いしているようだった。
しかし、これほどの被害が出た背景に少々の疑問を感じてしまうのだが、とりあえず家が無事だったことが嬉しかった。

水没の 因果を探る 道半ば2010年07月07日 20時36分10秒

昨日の記事で月曜の夜に降っていた大雨の影響で、自宅近くの道路が水没するという異常事態が発生した事を話した。
しかし、俺が小学生の頃に記録的な大雨をもたらした台風の後に、道路が水没という状況を経験した記憶があるけれど、それはもう20年近く前の古い記憶となっている。
つまり、幾ら天候が不安定で局所的な大雨が降ったとしても、記録的な台風に迫る雨量をもたらすとは考えにくいし、そもそも雨が降っている時に在宅していた父親は「大した雨ではなかった」と証言している。
残念ながら父親の証言という今一つ信憑性に欠けるのだけど、記録に名を残すような台風並の雨を目の前にして、大した雨ではなかったと言い出すほど狂ってはいないはずだ。

そうなると雨量の他にも道路が水没するに至る因果があると疑われてくるわけで、そういった視点で考えてみると幾つか関係の有りそうな近隣環境の変化が思い当たってくる。
その中でも最も焦臭いと感じられる場所が、子供時代に遊び場としていた林を切り開いて作られた一角の住宅地だ。
その住宅地の裏手は立ち退きを拒否している住宅があるため、未だに木々が伐採されただけの土が覗いている状態で放置されており、大きな雨が来ると茶色く濁った水が路面を流れる事も珍しくない。

問題の住宅地から10mほど進むと小さな河川があるため、特に治水工事を行わなくても自然と雨水が流れていくだろうとか、そんな甘いことを考えていたと仮定する。
そうすると林だった場所から流れ出した泥が適切に処理されずに下水道へ溜まってしまい、道路が水没するなんて事態を引き起こしたのではないか。
そんな想像を昨日の昼頃にしていたのだけど、昨夜になって父親から市役所から派遣された清掃員が周囲一帯の排水路と下水道を掃除して回って、大量の泥を取り除いていたとの報告が入った。

排水路が機能しなくなった原因が泥である事が明確となると同時に、俺が疑っていた林だった場所に建てられた住宅地の治水に関して、再調査を行っている様子も見られたそうだ。
ここまでの情報が揃うと、想像が間違っていなかったと胸を張れるのだけど、結果が出てしまった後で推理を書く格好になってしまって、本当に自分で考えたのかと疑われてしまう状況が何とも悔しい。
そうはいっても昨夜の段階では水没していた話をするのが精一杯だったし、仕方がないと諦めながら、とりあえず記事にしてみた。

足下に 不安の種が 芽を吹いた2010年07月08日 20時40分45秒

今週はネットワーク関係のプログラミング研究が仕事となっていて、Googleが後悔しているソースコードへ手を加えているのだけど、ちゃんとテストをしたのかと問いつめたくなるような日々が数多く含まれている。
コーディング規約も定まっていない辺りから嫌な予感がしていたけど、想像異常に大きな不具合を抱えていたらしく、2つある書式の内で片方を使うと正常に受け付けてもらえないとか酷いことになっていた。
ただでさえ四苦八苦させられている問題の規格を使った機能に、何故かmixiが独自の仕様を組み込むとか馬鹿げた事をしてくれたため、混乱が混乱を呼ぶような状況で涙目となってしまっている。

とりあえず今日までの作業でGoogleの提供するソースコードを信頼せず、現状で機能している部分から洗い晒しの再検証を行う必要があるとわかった。
そのため初心へ立ち返って現状で機能している部分も再検証の対象として、まずは足下を固める事に専念して、混乱の元を着実に削り取っていく必要がありそうだ。
概念としては有用である事が分かるだけに、中途半端な完成度のソースコードが広く参考資料として認知されている状況が残念でならない。
もっとも俺自身も正確な仕様を理解した上で、ゼロベースから作り直すなんてことをするつもりなど全くなくて、今回の求められている仕様さえ満たせれば良いと思っているから、あまり悪く言える立場ではない。

ひとまず何処まで信頼できるのかを見つめ直して、何とか今週中に片を付けたいと考えているのだが、明日は軽く修羅場になりそうな嫌な予感ばかりが頭を過ぎってしまい、今から既に溜め息が漏れてしまいそうだ。
しかも、残業をした後での帰り道は疫病神と呼んで嫌っている姉貴との遭遇の心配もしなければならず、胃袋に穴が空いてしまいそうなほど憂鬱な気分となっている。

意図しない 王手を放ち 呆然と2010年07月09日 20時15分51秒

昨日に残業する原因となってしまった通信関係のプログラムは、参考資料として広く使われている割に信頼性を確認する所から再スタートとなった。
土台となる根底部分の検証を念入りに行いながら、酷く趣味の悪いコーディングを修正したりといった調整を繰り返していると、あっと言う間に午前中が終わってしまった。
そのため期限である今日中に終わらせられるのかと不安を感じながら、疲弊した頭をリセットしながら昼食を食べるつもりだったのだが、目の前にある心配事が気になってしまい、あまり落ち着いた気分になれなかった。

昼食を食べ終わって暫く頑張った所で、基本となる部分が規格通りに動作する事を確認し終えて、ようやっと正しいスタートラインへ立つことができた。
ここからmixiが組み込んだ独自仕様へ挑む事になったのだが、情報が殆ど後悔されていない上に、セキュリティ強化と名目を付けているけど思想が良く見えなくて、情報も少ないために殆どが手探りな状態だった。
それでもネット上に同じ苦しみを味わって悶えた同胞の悲鳴があったので、それらを掻き集めては検証するという繰り返して、削りカスのような情報を少しずつ蓄積していった。

昼食後の眠気が襲ってきた頃、手元で表示されているエラーは「認証キーが一致しない」という内容で、午前中の検証作業で本来の規定通りなら通過するはずの認証が通らないという状況に陥っていた。
何処まで独自仕様にしてしまったのだろうかと頭を抱えつつ、襲ってくる睡魔を何とか振り払おうと踏ん張りながら、大して期待をしていない小さな思い付きを試していた。
そん中で眠気の影響で思考能力が低下していたらしく、エラーメッセージが示している認証とは関係のない部分へ手を入れている自分が居て、軽く仮眠くらい取っておいた方が良いように思えた。

試す時期を間違えた回収の影響で出てしまった記述ミスによるエラーを取り除いて、構文エラーがないことを確認するため実行したテストの結果を目にした瞬間、何が起きたのか理解するのに2秒ほどの時間を要した。
その時に何が起きたのかと言えば、構文エラーが消えただけでなく、先ほど消えなかった認証エラーまでなくなって、命令が正常に処理された事を示すメッセージが表示されていた。
つまり、治る要素が全くないと思っていた修正が全てを解決する一手となったのだから、嬉しいとか考えるよりも驚きと混乱の方が先になっていて、呆然としてしまったわけだ。

数秒後に先ほどまで返されていた「認証に失敗」というエラーがでたらめだった可能性は思い当たると、辛うじて目の前の状況を理解する事ができて、それと同時にこの上のない喜びが沸き上がってきた。
結局のところ最後まで混乱だらけだったけど、何とか問題を解決する事ができたので、今日は久しぶりに気分良く帰宅できる事になった。

悪夢から 覚めた直後に ドタバタと2010年07月10日 21時31分56秒

今日は数ヶ月ぶりに通院の予定がない土曜日を迎えて、最近の寝不足を解消するために昼近くまで寝ている事もできると、布団の上にゴロゴロと居座り続けていた。
しかし、久しぶりにゆっくりと寝ていられる休日だというのに、夢見が酷く悪かった影響で十分な睡眠を取ったにも関わらず、胃に穴が開いてしまいそうな苛立ちと疲労感から目を覚ましてしまった。

夢を見た時は良いネタになるとブログの記事とする事が多いのだけど、現実に起こり得そうな中途半端なリアリティのある悪夢だったため、思い出すだけでも気分が悪くなりそうだったので却下した。
簡単に説明してしまえば、史上最凶のストレス源として嫌っている姉貴が登場して、俺の日常に踏み込んできて生活を破壊するような身勝手を繰り広げて、それに対して怒り狂っているという内容だったわけだ。
正直なところ現実として大差が感じられないばかりか、その話が正夢となっても不思議でなかった事もあって、布団から体を起こしてから悪夢を見ていたのだと理解するまで数分の時間を要した。

悪夢を見てしまった倦怠感と折角の睡眠を台無しにされた事への復讐心から、寝直そうと考えている頭の片隅に何か引っ掛かる物があって、何かを忘れているような気がしてきた。
その忘れている何かを思い出そうとする意思よりも、悪夢によって削り取られた体力を回復したい欲望の方が強くて、布団へ倒れ込んでしまおうと思い始めた時に耳が誰かの声を捉えた。
微かに聞こえた声は聞き覚えがない色をしてたのだけど、聞き慣れた単語を発していたから不思議と頭に入っているのだが、寝惚けた頭は知っているはずの単語を捉えてくれなかった。

何かを忘れている予感と聞き覚えのある単語が頭の中で結び付いて、先週の日曜に購入した2台のウォシュレットトイレの内で、郵送にした1台が土曜の午前に到着する手筈となっていた記憶を呼び起こしてきた。
記憶が呼び起こされてた直後から一気に眠気が吹っ飛んでいって、慌ててロフトを降りていくと1階のリビングでインターホンの呼び鈴が鳴っている事が聞こえてきた。
そして、足下の床を伝って玄関先で諦めモードが入るつつある配達員の声が聞こえてきて、再配達となったら面倒だと慌てながら、自室の窓から「今、行きます」と声を掛けながらクローゼットから半袖を引っ張り出した。
普段なら玄関まで飛んでいくのだけど、寝起きの生理現象で上着を羽織らないと人前に出られない状態になっていたため、少々の時間稼ぎのために珍しく窓から叫ぶという行動を起こしていた。

無事に2階のトイレへ設置する予定のウォシュレットを受け取ったのだけど、悪夢を見た挙げ句に寝起きでドタバタと走り回った影響から酷い疲労感に苛まれてしまい、すぐに作業を始める気分ではなかった。
まして、夢にまで出てきた疫病神と呼んで嫌っている姉貴が在宅している事情もあって、行動を起こすまで随分と時間が必要だった。
昼食を食べ終わった頃になって、ようやっと作業を始める気分となったのだけど、明日は疫病神が出掛けていないという情報が舞い込んだため、今日は1階のトイレで見られる水漏れを修繕だけを行う事にした。

水漏れを起こしている箇所が給止栓だったので、再び水道の元栓を閉めての作業となったのだけど、水漏れの原因はゴミパッキンがよじれていただけと単純だったため、水が止まっていた時間は数分で済んだ。
恐らくは先週の日曜に色々と焦りながら作業をしていた影響で、ゴミパッキンが綺麗に入っている事を確認していなかったか、位置を整えようと強引に回していた時にずれてしまったのだろう。
ひとまずゴムパッキンを増やすとか厄介な事にならず、サクッと終わってくれた時は心の底からホッとしていた。

ついでに長さが足りずに強引な処置をした影響で、見栄えが悪くなっていた配管も十分な長さのある替えを購入してきたので、綺麗に整える事ができた。
トイレタンクの中身も念のために見直しておいたし、何の心残りもなく仕上がって水漏れも完全に解消されたので、無事に1階のトイレの修繕が完了となった。
2階のトイレは1階ほどの大事になりそうもないし、何より作業内容も理解したので順当に作業が進むはずだ。
何より先週の日曜と違って疫病神が居ないはずだし、今朝の悪夢で地獄も見ているから運気もさほど悪くない見込みだから、きっと気分良く仕事を終えられると信じている。