水没の 因果を探る 道半ば2010年07月07日 20時36分10秒

昨日の記事で月曜の夜に降っていた大雨の影響で、自宅近くの道路が水没するという異常事態が発生した事を話した。
しかし、俺が小学生の頃に記録的な大雨をもたらした台風の後に、道路が水没という状況を経験した記憶があるけれど、それはもう20年近く前の古い記憶となっている。
つまり、幾ら天候が不安定で局所的な大雨が降ったとしても、記録的な台風に迫る雨量をもたらすとは考えにくいし、そもそも雨が降っている時に在宅していた父親は「大した雨ではなかった」と証言している。
残念ながら父親の証言という今一つ信憑性に欠けるのだけど、記録に名を残すような台風並の雨を目の前にして、大した雨ではなかったと言い出すほど狂ってはいないはずだ。

そうなると雨量の他にも道路が水没するに至る因果があると疑われてくるわけで、そういった視点で考えてみると幾つか関係の有りそうな近隣環境の変化が思い当たってくる。
その中でも最も焦臭いと感じられる場所が、子供時代に遊び場としていた林を切り開いて作られた一角の住宅地だ。
その住宅地の裏手は立ち退きを拒否している住宅があるため、未だに木々が伐採されただけの土が覗いている状態で放置されており、大きな雨が来ると茶色く濁った水が路面を流れる事も珍しくない。

問題の住宅地から10mほど進むと小さな河川があるため、特に治水工事を行わなくても自然と雨水が流れていくだろうとか、そんな甘いことを考えていたと仮定する。
そうすると林だった場所から流れ出した泥が適切に処理されずに下水道へ溜まってしまい、道路が水没するなんて事態を引き起こしたのではないか。
そんな想像を昨日の昼頃にしていたのだけど、昨夜になって父親から市役所から派遣された清掃員が周囲一帯の排水路と下水道を掃除して回って、大量の泥を取り除いていたとの報告が入った。

排水路が機能しなくなった原因が泥である事が明確となると同時に、俺が疑っていた林だった場所に建てられた住宅地の治水に関して、再調査を行っている様子も見られたそうだ。
ここまでの情報が揃うと、想像が間違っていなかったと胸を張れるのだけど、結果が出てしまった後で推理を書く格好になってしまって、本当に自分で考えたのかと疑われてしまう状況が何とも悔しい。
そうはいっても昨夜の段階では水没していた話をするのが精一杯だったし、仕方がないと諦めながら、とりあえず記事にしてみた。

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