強風と 花粉にやられ グッタリと2010年03月13日 19時34分56秒

今日は温かい日差しに恵まれて気持ちよく目覚める事ができたのだが、外へ出てみると自転車が押し戻される程の強風が吹き荒れていて、窓から見ていたのとは大違いの荒れ模様だった。
吹いていた風は春よりも夏を強く感じさせるほど温かくて、寒さに震える事こそなかったのだが、花粉という名の目に見えない敵が飛び回っていて目や鼻が攻撃を受けて酷い目に遭ってしまった。
こんな日に限って通院の予定が入っているという運命を呪いながらも、向かう先が花粉症対策の処方箋を出してくれる耳鼻科だと自分に言い聞かせ、強風と花粉の飛び交う中へとペダルを踏み出した。

午前中の風は殆ど風向きを変えることがなくて、向かい風とならない道ならそれなりのスピードで走る事ができた。
しかし、悲しいことに病院へ向かう道中の大半が向かい風となる方角だったので、通常よりも体力消費が激しくて病院へ辿り着いた時は40kmほどサイクリングをしてきたような疲労感だった。
そんな苦労の末に耳鼻科のドアを開けてみると、待合室の座席は完全に埋まるほどの人が待っていて、受付を済ませると待ち時間が 1時間半異常になると告げられた。

こんなにも耳鼻科が混雑している状況は花粉症のシーズンが始まった事を如実に語っていた。
俺自身も定期的な通院に加えて、花粉症の対策に処方箋を増やしてもらうつもりで来ているので、待ち時間の長さにウンザリとしながらも仕方がないと諦めていた。
今日は家を出る前から待ち時間が長くなりそうな予感がしていて、普段なら 2冊しか持ち込まないコミックを 3冊に増やしたりと、暇潰しも十分に用意してきたので、待ち時間は意外と苦痛ではなかった。

それでも 2時間以上も待たされたため、昼から予定していたToda氏との昼食会に遅刻してしまいそうになったので、メールを入れておこうと思ったら携帯電話を自宅に忘れてくるなんてボケをかましてしまった。
緊急の用事を久しぶりに携帯電話らしい仕事をさせてやれると思ったのに、肝心な時ばかり自宅で留守番をしているとか有り得ないほど見事なボケで、魂が抜けるような溜め息を吐いていた。
自宅と病院を往復する事ができるくらい長い待ち時間を提示されていたけれど、外を吹き荒れる強風の中へ再び飛び出す勇気がなかった。

待ち時間の長い通院を終えて、いざ自宅を経由して待ち合わせ場所へ向かおうとすると、追い風となるはずだった風向きが安定しなくて、来る時と同じく風圧を受けながら走り続ける羽目となった。
どうやら通院に要した 3時間あまりの時間で天候が変わってしまい、風向きが安定しない空模様となったらしい。
しかも、花粉の量も増え続けているらしく、正常に前を見ることさえままならない状況さえ起こりそうな綱渡り気分で自転車を走らせていた。

色々な意味で疲れ果てながら自室へ辿り着くと、置き去りにされた携帯電話がToda氏からの着信を知らせていた。
幸いにしてToda氏の病院も少し長引いたらしく、大きな迷惑を掛けずに済んだのだけど、携帯電話を忘れてしまった事は反省と後悔が耐えることはなかった。