平日:やっと金曜2008年10月17日 06時57分29秒

月曜の暴飲暴食をした事に始まった睡眠不足の影響を諸に受けて、四苦八苦だった週も今週で終わりだ。
そう思えばこそ動き出す事ができたけれど、昨日に崩した体調の余話もあって瞼が重くて仕方がない。

守るべき 子供を出汁に 使うなよ2008年10月17日 21時18分35秒

今朝のニュースを見ていたら、大阪府の方で高速道路の建設用地に対する行政代執行が行われている風景が映し出されていた。
ニュースとして取り上げられた理由は立ち退きの対象となっている土地が幼稚園に貸し出され、園児達が芋を育てる畑となっていたことにある。
報道の中では 2週間後に収穫を控えた畑を守ろうとする幼稚園の関係者及び保護者と府の職員が口論している映像が使われていた。

事のあらましは上記の通りなのだが、皆さんは悪者はどちらだと思われるだろうか?
ちなみに、高速道路の用地として立ち退きが勧告されたのは半年も前の話で裁判の一審判決で申し立て棄却という判決も出ている。
幼稚園の側は上告しているが、この手の裁判において上告しても判決が覆る事は殆どなくて悪足掻きと言ってよい。

もちろん収穫までの 2週間くらい待っても良いのではないかと府の対応へ不満を持つ人もいる事だろう。
しかし、俺が園児達のためを思うのなら掘り出した後の芋を十分に熟させられる方法を探す事に半年という時間を使っただろう。
何故なら大人の事情で揉めている姿を子供達に見せたくないし、多少の労力で笑顔が守れるのなら易いものだと考える。

そんな俺の考えとは真っ逆様な対応をしたのが、今回の騒動で渦中にあった幼稚園の関係者及び保護者だった。
思想の違いはあるだろうけど、彼らが子供達の事を第一に考えて行動しているとはとてもじゃないが思えない場面が幾つもあった。
特に腹立たしいと感じた事は行政代執行が行われている現場に園児と思われる子供達の姿があったことだ。

大人同士がぶつかり合っている現場に子供を連れ込む事にメリットがあるのかと考えてみたけれど「百害あって一理なし」という答えしか出てこなかった。
子供を連れてきた親は子供がいれば、強引に行政代執行を行うことはできないだろうと思ったのだろう。
それは子供という弱い存在を出汁に使って情に訴えかけようとした行為で、園児の事を思っての行動とはとても思えない。

こういう風に考えてしまうと、畑から芋を掘りだしている職員に対して「せめて園児に掘らせてあげて下さい」という言葉に対して「昨日の内にやらせておけ」と怒鳴りたくなってくる。
基本的に行政の人間は悪者とされることが多いからテレビに向かって情を呼ぶような言葉を吐いておけば、後で優位に立てるのではないかと考えていそうで嫌になってきた。

そもそも行政代執行の作業を行っている府の職員は中止を決定する権限を持たない。
そのため、騒動の中で大怪我をして刑事事件にでも発展するような事態でも起きない限り作業の中止はあり得ない。
例えば、大人同士の揉み合いに園児が巻き込まれて骨折するなんて事件が起きない限りない。

俺は子供を出汁に使う連中が大嫌いだ。
過去にオウム真理教ほど大きくはないが、とあるカルト教団に絡まれた事がある。
その時に我が家へ来た連中は怒りで拳を堅く握り締めている俺の前に、抱いていた子供を立たせるという行為をとった。
それは正に子供を盾として立てているようで、本気で殺意を覚えたのを今でもハッキリと覚えている。
そして、今朝のニュースであの時の感情が思い出されてしまったから腹の底がグツグツと煮えている不快感が収まらず少し気が荒くなっている。