親父のカレー2006年11月21日 21時09分26秒

今朝の夢で、親父が作ったカレーを初めて食べた時の事を見た。俺の人生の中であれほどに不味いカレーは後にも先にもない。ある種のトラウマにすらなったのだから忘れる事もできないってのは分かる。でも、弓に見るってのは勘弁して欲しかったな。

俺の親父って「高い材料を使えば美味しくなる」と考えている人の典型例だったりする。だから、その時のカレーにはホタテとかシメジが入っていたと記憶してる。
でもね、我が家のカレー粉って御近所の工場で直売してる業務用のヤツで、カレー粉そのものが美味しいのね。そこに素人が適当なモノを放り込めば、それはもう酷いことになる。あの時のはカレーの味よりもホタテの生臭さが鼻をついて、味とかそういう問題じゃなかったかな。

でもさ、母御が亡くなって初めて食べるカレーだったし、親父が「家庭の味」と言えばカレーだろ、ってノリで作ったんだから文句は言えずに処理したの。
ホントに苦しくて、実は親父が寝てから吐いたくらいですから・・・
確かカレーが気軽に作れる料理だが不味くするのも簡単なんだってのを教えるのに4回ほど地獄を見たな。間違っても下拵えを省いてシーフードカレーなんて作っちゃダメだよ。
匂いが気になりだしたら、胃に流し込んだ後でも地獄をみるからね、

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