【まったり空間】

炎上案件の中で取り扱うデータ量が最も多い機能に関して、予定していた通りに動作してくれる保証が取れないとして、設計段階から作り直さざる終えない状況が見えてきた。
そんな状況へ陥る原因はシステムへ登録される情報が正確でないため、登録情報を基準にして判別すると実情に沿わない判断が下されるとの事だった。

今まで紙媒体を基本として行ってきた作業のシステム化した機能なのだけど、判断材料とする情報がシステムへ登録されていない可能性を指摘されたばかりか、実務者がどう判断して振り分けていたのか明確化されていないそうだ。
要するに要件定義の時点で色々と漏れている状態になるわけで、今になって言い出して許される話でない事はもちろんとして、システム化する事を諦めるべき案件にさえ思えてくる。

炎上案件と呼ばれるに相応しい状況が目の前へ降って湧いてきて、今まで感じた事のないレベルで戦慄を覚えている。
２年も開発を続けていながら今更に出てくる話なのかと呆れるばかりで、苦笑するしかなかった。