関心を 維持する事も ままならず2012年11月21日 23時20分57秒

政権を騙し取った民主党政権がようやっと解散して、総選挙が年内に実施される運びとなったのだけど、改めて見回してみるとまともな政党がない事に愕然とする。
新興勢力だとマスコミが煽っている政党もあるけれど、代表が「政策は政権を取ってから考えれば良い」と暴言を吐いていて、嘘八百を並べた現政権と同レベルのたちの悪さを臭わせている。
組織票だけで勝ち残る自信があって、選挙に国民の存在は必要ないと言っているに等しい発言なのに、今も政党の顔として表舞台に立っている。
要するに新興勢力も政権を取ってみたいだけの集団に過ぎなくて、国民の生活を考えてくれる政治家がいないのかと呆れてしまう。

世間一般での評価はあまり良くないらしいけれど、俺は小泉政権が最もまともな政権だったと思っている。
結果がどうであっても公約として掲げた政策を実行しているし、国民に政治へ関心を持たせた事は何よりも大きな功績だと思っている。
ただのパフォーマンスだと否定的な意見も耳にするけど、国民が呆れて政治から目を背けるような状況と比べた数段に良かった。
現政権に至っては国民の衆目を集められない事ばかりしていて、パフォーマンスさえできないほどに腐りきっている状態と考えれば、劇場と揶揄されようと注目を集めた政権は良かったと思う。

勘違いして欲しくない点が1つあって、俺が評価するパフォーマンスは選挙中ではなくて、政権を取った後も無関心に閉ざされた目を開かせた事であって、選挙中の口先を評価しているわけではない。
現状でマスコミが祭り上げている第三勢力は知名度だけの派手さしかなく、先述の通りに国民の事を考えくれそうもない発言が吐かれており、賑やかしの張りぼて政党だと政権を預けるに値しないだろう。
そんな事を言っていると全ての選択肢が消えてしまうわけで、やっぱり考えるだけ無駄だろうと無関心になっていく。

今の政治は何が悪いのか。
良い所は何処にあるのかと悩んでしまう状況が悪い。