[小説:P★RS 半裸さん日記] part52012年10月14日 12時25分22秒

第一話がこちらになります。
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2012/09/17/6576628
------------------------------------------------------------

半裸さんはマザー君が蹴り飛ばされた時に散乱した医療器具を片付けて、テーブルと椅子を出して食事の準備を整えます。
片付けの横では、マザー君が輪切りにしたバナナを載せた食パンをトースターへ入れたり、湯を沸かしたりとしています。
ディーナちゃんは床に座り込んだまま、何事も無かったように動き回る2人を呆然と眺めていました。

床から裏返った傘のような棒が伸びて、先端が開いて丸いテーブルへ変形する頃になると、バナナの焼ける香りが漂い始めました。
ディーナちゃんの表情が甘い香りで酔ったように蕩けます。
その様子を微笑ましく見詰めながら、半裸さんは椅子を収納から引き出して、円卓を挟む格好で並べて腰掛けました。
「ディーナちゃんも椅子に座って待とうね。」
半裸さんが呼び掛けると、甘い香りを放つトースターから目を離さないまま、のそのそと椅子へ這い上がっていきました。

香ばしく甘い匂いが作り出す静か空間に「ギュルル~」と腹の虫が大きな鳴き声を響きます。
不意を突かれたディーナちゃんがビクッと体を震わせてから、半裸さんの方へ視線を走らせました。
目があった瞬間、半裸さんが恥ずかしそうに頬を赤く染めながら「鳴っちゃった」と笑います。
そして、焼き上がったバナナトーストが運ばれてくると、待ち切れないと言わんばかりに半裸さんの腹がもう一度鳴きました。

「腹の虫もうるさいし、冷めない内に食べようか。」
半裸さんはそういって出来たての甘い匂いを漂わせるトーストへかじり付きます。
ディーナちゃんは涎を口いっぱいに溜めながら、トーストを見詰め続けています。
「あれ、どうしたの?」
「お金とか、持ってない。」
「そんなの気にしなくていいよ。ぷちっと星はマザー君が居れば、食事に困る事がないの。だから、好きなだけ食べていいよ。」
寂しげな表情を浮かべるディーナちゃんに笑顔を向けながら「食べて、食べて」とサインを送ります。
10秒ほど見つめ合った後、ディーナちゃんがトーストへゆっくりと手を伸ばします。
トーストが近付くにつれて、焼けたバナナの香りに刺激されて動きが加速されます。
そして、一口を食べた瞬間から凄いペースで喉から胃袋へと流し込んで行きました。

ディーナちゃんはバナナトースト1枚では物足りない様子だったので、追加でハニートーストも焼かせました。
追加された1枚もあっさりと平らげると、夢見心地といった表情になっていました。
「満足したかい?」
半裸さんがそう問い掛けながら、持ち出したリンゴをディーナちゃんへ放り投げます。「うん、美味しかった。」
リンゴをキャッチしながら答えくれました。
手にしたリンゴへ口を付けない事から、遠慮している様子は見受けられません。
「そかそか、満足してくれたならマザー君も喜ぶよ。」
半裸さんが満面の笑みを向けると、ディーナちゃんは少し眩しそうに目を伏せてしまいました。

次へ
http://crimson-harberd.asablo.jp/blog/2012/10/21/6608725

飲み会の 都合もあって ドタバタと2012年10月14日 23時46分23秒

今日は夕方から秋葉原で同窓生を集めた飲み会が企画されていて、折角だから新PC構築の下見を兼ねて電気街を見て回る事になった。
そのため、午前中に用事を片付けておく必要が出てきたのに、昨日の不調が影響したらしくて10時まで眠りこけてしまい、寝起きからドタバタと慌ただしく動き回る羽目となった。

秋葉原へ向けて出発する前に片付ける用事は小説の読み返しと公開、古本屋へコミックを売りに行く、花屋で仏前に飾る花を買ってくる、といった具合になっていた。
寝起き早々に古本屋へ売りに出すコミックを取りまとめて、売却履歴へ記入するといった作業を行ったついでに整理していると、初回限定版の付録DVDが行方不明になっていて探し回ったりしていた。
ひとまず早々に発見できそうもないからと諦めて、本来の目的であった荷造りの作業へ戻り、22冊の不要品をリュックへ詰め込んで準備が完了する。

荷造りを終えた直後から小説の読み返しを開始して、30分ほど掛かりながら投稿を無事に済ませて安堵の溜め息を吐いた。
時計を確認してみれば既に12時を過ぎていて、耳鼻科の処方薬を飲んでいない事を思い出して、慌てながらヨーグルトと一緒に薬を飲み込んだ。
慌てた理由は予定通りなら花屋から帰宅しているはずの時刻にも関わらず、まだ古本屋にすら行っていないという状況にあって、急いで身支度を整えると大きく膨らんだリュックを背負って出発した。

古本屋での査定が予想よりも早く終わってくれて安堵した直後、身分証明書の提示を求められるも持参していなくて出直す事になる。
元より駅前の花屋での買い物を飲み会へ持っていけないため、自宅へ戻る予定となっていたので、遠回りするだけ手間が増えるだけの話だったのだけど、忘れ物をした情けなさが精神的な負荷を生んでくれた。

仏前の花を買って帰り、身分証明書となる保険証を回収して古本屋へ向かい、やっとこさ電車へ乗り込んでみるとG社長からメールが届いていて、仕事が面倒な事になっているとの連絡が入っていた。
G社長も飲み会へ参加する予定だったけど、色々と面倒があるらしくて欠席するとの連絡も兼ねていて、残念に思いながら返信したり、状況を聞いてみたりとしていたら秋葉原へ到着していた。

秋葉原で2人の同窓生と合流して電気街を散策して、色々とアドバイスを受けながら予算を見積もったりしていた。
歩き疲れてきた頃になると飲み会の集合時間が近付いていて、待ち合わせ場所へ15分前に到着して待っていると、珍しく遅刻者の居ないまま参加者が揃ったので軽く感動した。

飲み会はいつも通りの和気藹々とした雰囲気で進んだけど、翌日が仕事という事もあって飲みが控え気味となっていて、それ故に会話が多かったように感じられる。
普段よりも早めに切り上げる予定だったけど、店員さんの不手際などがあって会計が遅れてしまって、明日へ響かないかと心配しながらの帰宅となっている。