偏った お節が終わり 買い足しへ2017年01月04日 22時27分11秒

俺が年末に大掃除を行うために閉め出している間に、父親はお節の具材を買い出しへ行く役割分担となっている。
俺が好き嫌いの全くない性格なのに対して、父親は「気にしない」と口で言いながら酒を飲んだ際に本音が漏れて煩わしいためので、自分で買ってこさせていている。
ここ数年は以前に比べて帰宅が妙に早いと思ったら、遠出しての買い出しが面倒臭くなって近場で済ませているようで、その結果として予定外の電力消費によりブレーカーを落とすなどしていると判明した。

電気を使うなとは散々に言っているのに聞かない辺りを見ると、俺が疫病神と呼んで嫌う実姉の親なのだと痛感させられる。
そして、本来の役割を手抜きし始める辺りもまた似ているから困ったもので、今年のお節は中身の9割が刺身という大惨事となっていて頭を抱えたくなった。
これに文句を付けると父親が拗ねてしまって面倒な状況となるので何も言わずに過ごしてきたのだけど、正月は雑煮とお節だけで過ごしているので影響の偏りが深刻になってくる。

昨日までは特に何も感じていなかったのだけど、今朝から色々と影響が見え始めて軽い栄養失調へ陥っていそうな気配を感じている。
三箇日でお節をきっちりと食べ終えてノルマも果たしたので、我が家のお節で定番となっていたはずの伊達巻き、黒豆を雑煮の付け合わせの名目で買ってきた。
俺が抱えてきた3品を見て、父親は「甘そうだから買ってこなかった」と手抜きの理由を俺の好みに差し替えてきて、軽く怒鳴りつけそうになるも栄養失調の一歩手前まで我慢したので必死に堪えた。

俺は確かに甘い物が基本的に苦手ではあるけれど、菓子などの作られた甘味や砂糖の極端な甘さが嫌いなだけで、食材本来やバランスを逸しない甘さに抵抗感を持ったことがない。
そもそもに伊達巻きや黒豆を指して甘過ぎて食べられないと発言した事も残した事も一度だってなくて、面倒臭いから買いへ行かずに済む理由を探してみたら、甘い物が苦手という発言に思い合ったとしか思えない。
俺は1食の中にご飯、肉、魚、野菜、豆、卵の6種類を何らかの形で混ぜたとしており、伊達巻きと黒豆が在ればこそ雑煮ばかりの三箇日も栄養バランスが取れるのに、大事な2柱を抜いて代わりに何も埋めないという発想が理解できない。

さすがに正月気分も冷めつつあるので売っていない可能性も考えていたけれど、無事に購入できたので1年ぶりに食べてみると安物で済ませているのに美味しく感じられた。
恐らくは足りていない栄養素を含んでいるからこそ、体が欲してて美味しく感じているに違いない。