裏側の 淀んだ瞳 見え隠れ?2017年01月19日 23時20分19秒

アパグループの経営するアパホテルの客室には幾つかの書籍が置かれているそうで、その中に南京事件の被害者数が非現実的な数となっている事や、慰安婦問題も近年まで一言も騒がれていなかった事など記述された本があるそうだ。
その内容をアメリカ人旅行者が撮影して動画をネット上へ公開したため、中国国内で騒動となっているらしいのだが、何とも間抜けな話だと感じる。

動画を撮影したアメリカ人は歴史を直視していない経営者がいるとコメントしており、中国寄りの立場で発言しているのだけど、本の内容を考えず感情だけで行動していて呆れるしかない。
最初から先入観で凝り固まった思想でしか物事を考えられないのか、中国人が喜びそうなネタを動画にする事で小遣い稼ぎをしようとした可能性も有り得る。
それに何より民間企業の話を外交問題にまで持ち上げる中国政府が笑えて、深刻な大気汚染で溜まる国民の不満を日本へ逸らす好機とでも考えていそうだ。
どちらにしても真実よりも浅ましい感情の方が目立って見えて、呆れた溜め息しか出てこない。

中国の旅行会社がアパホテルとの契約を解除しているらしいが、中国以外の観光客として願ったり叶ったりで結果的に繁盛するとの推測もあるそうで、それはそれで確かに良さそうだ。
裏からの見方は他にもあって、中国政府がアパホテルを使わないよう指導しているが、この話が長引きすぎて真偽を確かめる動きへ発展させないようにする火消しの一貫との見方もある。