液晶のスクリーンセーバー2006年12月11日 11時19分56秒

スクリーンセーバーはディスプレイの焼き付き防止のために使われるプログラムの事です。最近では焼き付きが起こりにくい液晶ディスプレイが主流になったため、その使用目的が変わってきました。
個人情報保護法が施行されてから、離席中の盗み見防止対策といったセキュリティ上の理由で使用される場合が多くなっています。

というわけで、最近になって再び需要が発生し始めたスクリーンセーバーですが、実は落とし穴が一つあるので紹介しときます。
実は昔の主流だったCRTディスプレイ(ブラウン管を使った大きなヤツ)と液晶ディスプレイでは焼き付きの原因となる色が違うのです。

CRTでは白をずっと表示させていると焼き付きの原因になるの対して、液晶ディスプレイは黒が危険なのです。
正確にいうとTFT液晶ディスプレイは黒が苦手なのです。
液晶ディスプレイにも種類があってDSTNやFSTNというタイプはCRTと同様に白を苦手としていますが、TFT以外の液晶を使っているPCなんて殆どありません。
よって、液晶は黒が苦手と覚えて問題ないと思います。

スクリーンセーバの多くはCRT時代の流れに乗っているので黒をベースにしていますので、液晶を使っている人は動画を使用したタイプか白を基調としているスクリーンセーバーを選びましょう。

更にいうと、液晶ディスプレイの寿命はほぼバックライトの寿命です。
よって、液晶ならスクリーンセーバーを使うより省エネ機能で消灯した方が良いのです。

長々と話しておいて結論はこれというのは如何なものだろう・・・