夕暮れの 早さに焦り 家を出る2009年11月01日 20時38分45秒

今日は寝起きから失敗して、昼前の11時に起床する格好となってしまった。
その上に遅めの朝食を食べようとリビングへ行こうとしたら、姉貴が台所を占拠していた。
仕方なく台所が空くのを自室で昨夜の就寝前に持ち込んだミカンも頬張りながら空腹を誤魔化しつつ、暇潰しに録画したアニメを見ていた。
そんな状態で時間を過ごすこと 2時間、ようやっと台所が空いた時は既に13時を回っていて、遅めの朝食どころか昼食にしても少し遅れ気味な時間となっていた。

初っぱなから思うようにならない事に苛立ちを感じる気力さえ失せていて、午前中の惰性でダラダラと過ごしていると、急速に部屋の中が暗くなった気がしてカーテンを開けてみると、夕方を通り越して空が闇色に染まりつつあった。
その時点での時刻は16時30分、俺の認識では日暮れまで 1時間近くあるはずだったのに、何時の間にやら日が短くなっていたらしい。
今年は夏らしい暑さもなく、秋が深まっているはずの時期なのに汗ばむ陽気も珍しくない天候のせいで、完全に感覚が狂っていたようだ。
よもや夜盲症を患っている人間にとって重要な日の長さを見誤るとは、どれほど愚かなのかと自分に絶望してしまった。

厄介なことに夕方から買い物へ出掛ける予定をしていたので、行くべき行かざるべきかで酷く悩まされた。
どうするか悩んでいる時間も惜しいほど暗くなった空を目にして、家を飛び出す事は勇気が必要だったし、ここ数日の集中力と注意力の無さを思うと事故を起こしそうな恐怖が重く背中に負ぶさってきた。
何より買い物の内容がコーヒーと仏前の花という急を要する品でなかったから、平日の会社帰りに回しても良いのではないかと思えた。
だけど、その甘えとも取れる発想が気に食わなくて、恐怖やら何やら色々と無視して家を飛び出してきた。

家を出てから 5分、薄暗くなった世界は俺の視界から歩行者を消し去ってくれて、横を通り過ぎていく影を目にして、初めて人が居たことを知るなんて場面に 3度ほど出会っていた。
幸いにして車が少なくて、車道の真ん中を走っていたから事故になる事はなかったけれど、道を見失って歩道よりを走っていたりしたらと思うと背筋を冷たい汗が伝っていく状況だった。
そんな冷たい汗を流しながらもスピードを緩めずに走り続けて、何とか駅前にある行き付けの花屋さんへ辿り着いた時は心の底からホッとした。

僅か30秒の安息の時間が過ぎると、再び闇に包まれた世界を走る恐怖に立ち向かう事となるのだけど、行きと違って帰りは同じ闇夜でも平日に走り慣れているから安心できた。
ただ平日の深夜と違って歩行者も自転車も多いので油断をしていると危ないのだけど、行きに危ないと冷や汗が吹き出す場面を経験した事でスイッチが入ったらしく、帰りは随分と平和に感じられた。

帰りに関して冷や汗が出た場面は、自宅まで100mと近づいた地点で道路の真ん中を歩いている犬と衝突しそうになったけれど、あれは撥ねても俺の責任にならない状況だったから、焦って損をしたかも知れない。
何よりも、俺が急ブレーキと90度ターンをして回避したのに、飼い主は全く意図せず会話を続けている声が聞こえたから、管理責任を放棄していたとみて間違えないだろう。
犬の方も逃げる気配が全くなかったし、軽くぶつけて危険だと教えてあげた方が世のためだったのではないかと、軽く怒りを覚えたのを良く覚えている。