あれこれと 目移りしがち お買い物2015年01月12日 22時24分23秒

今日は仏前に飾る花の買い換えと父親が昨夜に割った俺の茶碗を新調しに行く予定だったけど、朝から家を揺らすほどの強風が吹き荒れていた。
強風が吹き荒れている以外は快晴の空模様で気温も高めとなっていて、風さえなければ再びサイクリングへ出掛けても良さそうな陽気だった。
そんな心地良い空模様であってもなお、今日の強風は出掛ける気分で萎えさせるのに十分な凄まじい音を立てていた。

茶碗に関しては朝になって酔いの覚めた父親が罪悪感に苛まれたのか、朝食で不便するだろうとか何とか理由を付けて勝手に買ってきたけど、俺は小さな丼に分類される食器を使うので明らかに役不足な品だった。
父親もそうと分かって買ってきていたけど、使われない無駄な物を買ってこられても俺に罪悪感が回ってくるだけの迷惑行為で、どうしてこうも余計な事をするのかと溜め息しか出てこなかった。
どうに朝食で使用する代用品として買ってきたとか言っていたけど、そんなものは小皿や取り皿に丼といった既存の食器で事足りて、金を使うことで自己満足を得たいだけの愚行にしか見えなかった。

そんな気分の悪さを上塗りされた朝食から数時間、昼過ぎになって再び飯時を迎えるも強風は静まる事を知らず、このままでは父親が再び無駄遣いの自己満足へ走りそうな予感がしたので、諦めて買い物へ出掛けてきた。
朝方に比べれば強風の吹いている時間は短くなっていて、どちらかといえば突風と呼んでも良さそうな印象だったけど、無風となるタイミングもなければ、風向きも常に変化していたので走りづらい事この上なかった。
不幸中の幸いは冷たい風が吹いていた割に日差しの暖かさから凍えなかった事で、普段より倍以上も体力を消耗しながらも無事に目的地へ到着できた。

デパートの食器売り場を覗いてみると、昨夜に割れた茶碗と同じ柄の食器を発見して、この店で購入した事に間違えなさそうだったのだけど、サイズが二回りほど大きな商品しか見付からなかった。
同じ柄の食器が置かれた棚に大きな隙間が空いていたので、俺の求めるサイズだけ売り切れている状況と考えられて、何とも間の悪い事に溜め息が漏れそうだった。
食器を買い足しへ来ただけなら後日に買いへ来るのだけど、今回は予備のない状況に加えて父親の無駄遣いも気になってしまい、似たようなタイプの茶碗を見付けて妥協した、

食器の捜索中にフードジャーなる商品を見付けて、上手く使えばポトフなどの煮込み料理を作れそうだと心を惹かれた。
物としては口の広い魔法瓶といった感じの形状で、熱湯と野菜を一緒に流し込んで密封しておけば、保温効果の持続する間に煮込み上がりそうな雰囲気がしていた。
野菜を切る程度の時間だけで野菜スープが作れるなら、最近の偏った食事を改善する手段として非常に魅力的で、試しに買ってみるか否かと悩んでいたけど、値段が安くない事もあって何も調べずに購入するのは危険と判断した。
それというのも熱湯を入れて大丈夫なのか、野菜などの食材が煮込むのに必要な温度以下まで冷ましてしまうのでないか、など想定される問題を考えると衝動買いできなかった。