水不足 数年ぶりに 聞く言葉2016年06月17日 23時36分21秒

今年はこの時期になっても台風が一度も発生していなくて、降雪量も少なかった影響から利根川水系の貯水率が下がっていて、この時期としては過去最低を記録している。
昨日は夜から明朝に掛けて平野部で激しい雨が降るとの予報だったが、一時的に雨音が強くなるも長続きしなくて、とても激しい雨の呼べる降り方ではなかった。
広範囲に及ぶと言われたはずが局地的だったし、天気予報がここまでに派手に外れるという事はそれだけ異常な気象なのだろう。

ごこ数年は梅雨の時季に日本列島よりも長い停滞前線が発生するようになり、最初に見た時は唖然としたのにすっかり見慣れてしまった。
この頃から梅雨前線と呼ぶべき前線が発生しなくなり、梅雨入り発表も「梅雨入りしたと思われる」と曖昧な表現となった。
実際には梅雨前線が掛かっていないので梅雨でないのだけど、梅雨入りを宣言しないと農家から苦情が来るらしく、無理にでも発表しようとした苦渋の決断なのだろう

梅雨の雨が少ない事もダムの貯水率を引き下げる要因だけど、今年は台風が未だに1つも発生していなかったり、冬場の降雪力が少なかった影響も大きいらしい。
ここ数年に大雪の被害が聞こえてくるだけにダムへ雪解け水が流れ込まない状況は、雪の降る場所があるべき場所から逸れているのではなかろうか。
現在の東京都は100年前の九州と同じ気温という話もあるし、これから先の未来では水不足に悩まされる状況が当たり前になるのかも知れない。