趣旨さえも 忘れてしまう 愚かしさ2017年04月15日 22時42分53秒

2017年度の直木賞と本屋大賞が先日に発表されて小説「蜜蜂と遠雷」がダブル受賞とのニュースが流れて、快挙だと称賛する方向での報道が成されていた。
しかし、本屋大賞は専門家の選ばない作品の中から客へ薦めたい本を決める大賞だったはずで、直木賞や芥川賞にノミネートされない本から選抜されると記憶していたため、ダブル受賞と聞いた瞬間に呆れてしまった。
本屋大賞の審査員は大賞の趣旨を完全に忘れて、直木賞を見事に言い当てた自分達が凄いと自己満足に浸っていそうで、効いていると馬鹿らしくなってきた。

長く続いて名も知られて新聞に載るようにもなって、見栄でも張りたくなったのだろうけど、自らの存在意義すら否定するような選出に呆れる他になかった。
こういった人気を得ている者の暴走は他にも多くの例があって、人気は人を駄目にする麻薬のような何かがあるのかも知れない。
何にしても、注目されても何ら良い事がないように思える今日この頃だけど、俺はそういう立場に立つことのない人生なので関係なさそうだ。

しかしながら、自分を勘違いして暴走するような行為は起こしそうなので注意したいところだ。