CPU切替機の選び方2007年10月29日 20時19分08秒

パソコン周辺機器の一つにCPU切替機というのがある。
これは複数台のPCでキーボード・マウス・モニターを共有するための機器でサーバールームなどに良く置いてある。

CPU切替機を選ぶ際に注目するのはホットキーが何処に割り当てられているかだ。
ホットキーというのはアクティブなPCを切り替える操作を切替機本体のスイッチではなくキーボードの特定のキーを押すことで行える機能だ。

【Ctrl】を 2連打というホットキーが多いのだが、この仕様だとショートカットキーによるコピー&ペーストを多用する人は意図せずに切り替わってしまって不便を感じることがある。
俺もその一人なので、ホットキーが【Ctrl】のCPU切替機は問答無用で却下する。

もう一つ着目すべきはエミュレーション機能だ。
CPU切替機において、エミュレーションは 2種類の意味を持つ上に明記されていない場合が多いので品選びでは苦労させられる。

まずはキー配列のエミュレーション、WindowsのキーボードをMacに繋いだ場合にMacに存在しないキーを同等の意味を持つキーへ変換する機能だ。
これについて有っても無くても対して変わりはしない。

もう一つはデバイスのエミュレーションだ。
これはアクティブでない方のPCに疑似信号を送って、キーボードやマウスが接続されているように偽装する機能だ。
こいつがないと起動するPCをアクティブにしないとキーボードやマウスが未接続なのを理由に起動されなかったりする。
場合によっては機動後に切り替えたことが原因でシステムが不安手になることも考えられる。

さて、このデバイスのエミュレーションにはもう一つの重要な役割がある。
それは常にキーボードやマウスが接続された状態を保つ事だ。
先程と同じ事だが、別の利点があるのだ。
それは切り替えの際に、再認識の手間が省かれてラグタイム無しに入力できることだ。

もしデバイスのエミュレーションがなかったり貧弱だった場合は切り替えを行ってから入力できるまでに 3秒近く待たされることになる。
このラグはシステムがキーボードやマウスを切り替えるの度に認識しているために発生する。
このラグタイムに関してはパッケージに書かれていない事が殆どなので、殆どの場合は使ってみなければ分からない。
故に、CPU切替機の購入は一つのギャンブルとなる。

負けた・・・2007年10月29日 22時34分13秒

前の記事で長々とCPU切替機について語ったのは何かというと、この記事の前振りなんだ。
そう、CPU切替機を買わなきゃならない状況に陥っていたわけさ。

実は我が家のCPU切替機は切替から入力を開始できるまでのラグタイムが 0.5秒以下と非常に優秀なのだが、一つだけ欠点があった。
それはPS/2キーボードでないとホットキーが機能しない事なんだ。

これは説明書にもカタログにもしっかりと書いてあって、前回のキーボード購入の歳に留意点として頭に置いておいた事項なんだ。
ところが、今回はCPU切替機の仕様をすっかり忘れていて物の見事にUSBキーボードを買ってきてしまったわけさ。

もちろん仕様書通り、ホットキーは機能してませんよ。
さすがに困ったな~っと頭を抱えつつも、やっちまったもんは仕方がない。
この場は性能が悪くても安く仕入れて、次は 2台のキーボードを並べて置けるLコーナーなPCデスクを買うとしよう。
そう思って、サクッと評判もそこそこのを見繕って買ってきたわけだが、これが何と開封から 5分でゴミと化しました。

何があったのか。
ホットキーが機能しないのですよ・・・
本末転倒も良いところだ!

しかも、どっかの誰かが「切り替えによるタイムラグにストレスは感じない」と書いてあったのに、思いっきり 2秒くらいのラグがあるじゃない!

あ~、もう~、踏んだり蹴ったりだ!