変わらない 混雑具合 道遠し2021年01月26日 23時30分43秒

今日は輪番出勤の担当日なので通勤していたのだが、電車の乗車率が殆ど変わっていなく軽く呆れていた。
体調不良なのに乗車してきたり、マスクを着けていなかったりする愚者が居なかっただけ良いけれど、乗車率がもっと下がらないと日毎の感染者数が100人を下回らなそうだ。
東京都内だけで1000人という数値を出してしまったから、世間の考える目標値が500人辺りまで緩くなっていそうだ。

100人を下回っていた所から現状まで悪化している事を考えたら、500人まで日毎の感染者が減ったからと言って、何の安心もできないのに下降傾向が継続して0になるとか思っていそうだ。
下手したら12日ぶりに都内の感染者が1000人を切ったからと、緊急事態宣言の解除も近いなどと言い出すマスコミが居そうだから嫌になる。
最初の緊急事態宣言が解除されてから急激な感染対策の緩みは、新型コロナウィルスよりも経済に殺されるといった言葉が多用された影響だと感じる。

経済を優先する事こそ正しいと考える風潮が強くなり、両立の仕方を考えるよりも先に経済活動の再開が急がれる流れとなった。
経済の再開が勇み足であっても後から感染対策を重視すべきとの声が盛り上がれば、それなりに経済と感染対策の両立が成り立ったかも知れない。
しかし、仕事がなくて困窮しているから経済の再開へ舵を切ったはずなのに、外食と旅行が真っ先に活性化した状況を見ていると、まだまだ余裕があったのでないかと思えてくる。

経済に殺されるのでなくて、退屈を我慢できなくなっただけにしか思えない。