中傷の? 捏造された 話では?2020年08月10日 20時27分10秒

東京から山形へ帰省した男性の実家へ「とっとと帰れ」といった中傷する手書きのビラが投げ込まれた、という内容のニュースが繰り返し報道されていた。
東京から帰省した男性はPCR検査を何度も受けていて、10日前も陰性だった事から大丈夫だろうと判断してきており、何の対策もせずに都県を跨いできているわけでないと憤りを語っていた。

最初に聞いた時はビラに「知事の話を聞いていないのか」と書かれていたけれど、山形県知事は他県から帰省する人達を温かく迎えてあげてほしいと言っており、東京都知事も自粛を求めるに留まっており、話を聞いていないとすれば中傷している側であるとの指摘が中心だった。
論点を知事の話にされていたので違和感を抱かなかったけれど、今になって考えてみると色々な点で疑問符の浮かぶ内容が多くて、テレビ局によって捏造された話でないかと思えてきた。

まず最初にPCR検査を何度も受けていて10日前の結果も陰性だったというけれど、そんな何度も検査を「受けた」のか「受けられた」のかという疑問が浮かんできた。
検査を受けやすくなっているけれど、同じ人物が何度も繰り返して受けられるほどの体制が整っていると思えなくて、それこそ2度目だからと後回しにされたりしそうなものだ。
仮に検査を受けられたとしたら濃厚接触者と認められたなど、感染リスクスが高いと何度も判断された故かも知れない。
自主的に申請して受理されたとしても、そう何度も検査を受けたくなるほど感染リスクの高い生活をしている自覚があるのなら、遠出せずに自宅へ引き籠もっているべきだろう。

次の疑問として東京からの帰省者が来ているという情報を知るほど親密な関係者であるなら、手書きのビラを書いて投げ込むだろうか。
筆跡などから書いた人物が特定される危険性を考えれば、PCで印刷するなど追跡されるリスクを回避しそうなものだ。
それなのに手書きでA4用紙へぴったりと収まる文章が書かれており、文字の特徴もちらほらと見受けられるので、近所に聞いて回ったらあっさりと書いた人物へ辿り着けそうだった。

そして、中傷する内容であると判断しているのに警察へ届け出ず、代わりに報道カメラの前へ顔を隠しながらも語っている辺りに疑問がある。
カメラの前で語る姿は中傷した人物が挑発されたと受け止める危険性もあって、本当の被害者であったら取材を受けるべきか躊躇しそうなものだけど、悠然と構えて理路整然と抗議している姿に違和感があった。

疑問を連ねていくと、心理動向を完全に無視した三流以下のシナリオと思えてきて、話題性のあるニュースが欲しいとテレビ局が捏造したのでないかと思えて仕方ない。