雷雲が 届く直前 帰宅する2020年06月16日 21時31分45秒

今日の帰りに地元の駅で降りてから駐輪場へ向かって連絡通路を歩いていると、屋上で重機を使った工事の行われているような轟音が響いてきた。
反響している影響もあって工事の音だとばかり思っていたのだけど、出口へ近づくへ連れて轟音の正体が雷鳴であると気付いた。

天気予報を思い出すと夕方から夜に掛けての時間帯ではつらい確率が高めとなっていて、ちょうど地元の駅を降りた頃合いと合致していたので嫌な予感がしてきた。
若干に慌てながら雨雲の様子を確認してみると、南北に大きく伸びる雷雲の尾が掠めるように通過しようとしており、豪雨の中心とならなりそうもなければ降ったとしても60分ほどで終わりそうだった。

駅ビルの中で適当にソシャゲをプレイしていれば雨上がりまで待てそうだったけれど、風の匂いや雷光から雷鳴の届くまでに掛かる時間を見ると本降りになるまで猶予がありそうだった。
雨雲との鬼ごっこに等しい賭けであったけれど、直感が行けると判断したので己の感覚を信じて勝負する事にした。
事故を起こさないよう注意しながら走行して、自宅へ至る路地に入った辺りから雨粒の数が急激に増え始めたけれど、何だかんだと言いながら雨具を使わずに走破できた。

雨雲の流れを綺麗に読み切れた喜びを感じつつ、程よく運動にもなって心地よい気分での帰宅となった。