降雪を 避けての帰宅 不意打ちも・・・: 【まったり空間】

今夜から明朝に掛けて関東地方でも積雪の恐れがあるとの予報になっていて、大雪警報が出るかも知れないと朝のニュースで言っていたから普段よりも帰宅の足を速めて帰ってきた。
普通に帰宅しても雪や雨の降り出す前に帰り着ける見込みなのだけど、急いで帰ろうとする人の多さは電車の遅延する危険性に比例する傾向にあるので、俺としては雪よりも交通機関に問題が出る前に帰りたかった。

そんな事情もあって定時になってから早々に退勤して、普段なら空いている電車が来るまで見過ごす電車へ乗り込み、数分の短縮にしかならない乗り継ぎも行った結果として、電車の遅延に巻き込まれる事もなく地元へ帰ってこられた。
正確に言えば、３分ほど遅れての到着だったのだけど、普段に比べたら２０分ほど早く着いているので気にならなかった。
雨もポツリポツリと降り始めたばかりだったし、寒いけれど雨粒を雪へ変えるほどの冷え込みでもなく、予想していた通りにのんびりと帰宅できそうで安心した。

そう思っていたのに駅から駐輪場への連絡通路を抜けた途端、足下から凍り付いた雪の感触が伝わってきたから驚いた。
それは間違えなく路面に積もった雪の凍り付いた感触で、実は帰り道の所々に凍り付いた危険な場所が点在するのでないかと恐怖した。
しかし、凍った雪は連絡通路の出口から３ｍほどの範囲にしか散らばっていなくて、トラックの屋根から落ちて中途半端に溶けて凍り付いたのだと推測された。
凍った雪を踏み付けてから数秒間は徒歩での帰宅さえ覚悟するほどの絶望感を抱いたので、随分と心臓に悪い落とし物だと軽く恨み言を言いながら駐輪場へ向かった。