液漏れの 汚水に沈む 電池達・・・2020年01月06日 21時26分33秒

台所の掛け時計が昨夜に電池切れで止まっていたから交換したのだけど、その際に捨てる電池を何処へ置いておこうかと考えていたら、幾つかまとめてある袋があると父親が言い出した。
何を言っているのかと思ったら、古い電池が10個ほど詰まった袋が本当に出てきたから背筋がゾッとした。
しかも、当然のように液漏れを起こして黒い水が溜まっているし、見ているだけで気分の悪くなる状況だったけれど、四の五の言っていられないのでそそくさと処理した。

ある程度は注意していたけれど袋に付着した液体へ触れてしまい、指先を擦り合わせると独特の滑りがあったので、軽く溶けたのではなかろうか。
下手をしたら化学反応を起こしての発火なんて事も有り得そうな状況に恐怖しつつ、何故に古い電池を溜め込んでいるのかと問い質したら、数が少ないからまだ捨て時でないとか言い出した。
我が家では時計とリモコンにしか電池を入れていないので、袋が一杯になるほどの電池が廃棄されるまで十年近く掛かるはずだ。
それなのにまとめて捨てるために溜め込んだ挙げ句、液漏れを起こさせるとか正気の沙汰とは思えなかった。

しかも、父親がほぼ毎日のように行っているスーパーが回収ボックスを設置しているので、何も特別な事をしなくても捨てられるのに溜め込んでいたのだから呆れるばかりだ。
ひとまず危険物となるので早々に捨ててくる事と、中身を触らずに放り込む事を十分に言い聞かせておいたけれど、次からは電池の廃棄が出る度に溜め込まず捨てるよう注意する必要もありそうだ。

袋の中で黒い汚水へ使った電池を見た時の恐怖たるや、今に思い出しても気分が悪くなってくるトラウマとなりかけている。