濃い霧が 幻想的に 立ち籠める2019年10月30日 22時03分23秒

今朝は驚くほどに濃い霧が発生していて、何処かで火事が発生していると言われても信じてしまいそうな景色が広がっていた。
川向こうは耕作地や学校が広がっていて、住宅地に比べて霧の元となる水分が多かったのか。単純に風向きの影響なのか分からないけれど、川を挟んで隔離されるかのように白く染まっていた。
視界10mも無さそうな濃い霧に埋め尽くされていて、結界で封じられた空間や削り取られた空間が実在するなら、あのように見えそうだと思わせる幻想的な雰囲気があった。

幻想的という乾燥だけで済んでくれたなら良かったのだけど、眼鏡が霧の水滴で見え辛くなったり、吐息で曇ったりと散々な事になった上に、霧で見えないのかレンズに何かしら起きているのか分からずに混乱させられた。
結局は何が原因か分からないので眼鏡を1分毎に指で拭ってみて、最低限の視界を確保するという方針で突っ切る他になかった。
実際のところは眼鏡に何か起きているというより、場所によって霧の濃度に極端な差があったせいだった場合が多くて、異常というか異様な霧の立ち方に驚かされるばかりだった。

通勤の忙しい時間でなければ、楽しんで見回っての良さそうな風景だったので、少しばかり勿体ない気もすると言いながら自転車を走らせていた。

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