小賢しい 羽音を掴む 偶然に2019年10月09日 22時21分35秒

昨日は腸の調子が良くなかった影響から夜中に腹痛で起こされるのでないかと心配しながら就寝したのだが、予想した通りに早朝4時半に目覚める羽目となってしまった。
起床時間より早く起こされた割に目覚めの気分が不思議と良くて、起きる原因となった腹痛も原因を排除したら楽になったし、二度寝する気分でも無いのでそのまま起きていた。

不思議と気分の良い理由の1つとして、昨夜の就寝時に随分と長く煩わしく思っていた蚊を仕留められて、これで不快な羽音を警戒せずに済むと飛び上がって喜びたいほど嬉しかった。
その蚊は2週間程前から自室に潜んでいるのだが、小賢しくも就寝時間帯にしか出没しないために寝惚けて戦うか、寝込みを襲われるかの2択という状況で延々と撮り逃し続けていた。
しかも、こいつは踝など普通の蚊が狙わなそうな場所ばかり攻めてくるので、音と触感だけを頼りに叩き潰すスタイルの俺にとって非常に面倒な相手だった。

そんな小賢しい宿敵だけど偵察のためなのか、顔の近くを通り過ぎていく長髪とも取れる行為を行ってくる。
この偵察行動で顔に着地でもしてくれたら、条件反射で叩き潰す自信があるのに接触しないまま何度か通過して、そのまま形を潜めて寝落ちするまで出てこなくて、本当に小賢しい事この上ないと怒り心頭だった。
しかし、昨夜は偵察行動中の蚊を狙い澄まして、当てずっぽうで平手打ちで虚空を掴みながら顔面まで放ってみたら、人差し指の先に宿敵を引っ掛けた上に叩き付けて仕留められた。

明かりを付けてまで確認していないけれど、今まで仕留めてきた蚊の中でも最大級でないかと思えた。
その死骸は死んでいても室内へ置きたくないほど憎たらしいけど、トイレまで行くのも面倒臭いので窓から投げ捨てた。