少数と 少数派では 違いすぎ・・・2019年07月20日 23時19分49秒

選挙の投票日が近付いているのだけど、候補者の発言で時折に聞こえてくるキーワードとして「少数派の意見を国会へ届ける」がある。
個人的な考えとして、このキャッチフレーズを多用している候補者が信用ならないので、投票する対象から外すようにしている。

選挙の仕組みから考えても国会で発言できる立場となるには当選しなければならず、当選した時点で少数派と呼ぶべき存在でなくなっている。
俺が思うに「少数派の意見」を考えた制度の運用であれば、国会でなく行政が地域性を考慮した上で行うべきであり、国という規模で見るなら少数派の意見を持ち込むべきでない。
それこそ少数派を多数派へ変えていく運動の末に、かつての少数派として国会へ進出すれば良い話であって、少数派である事を伝家の宝刀が如くに掲げて活動するなど馬鹿げている。
こんな発言を平気な顔で言っている連中など日本国民でないか、票の集まりそうな単語の寄せ集めで国民を馬鹿にした連中だと考える。

それに何よりも腹立たしい事は「少数の意見」という言葉を都合の良いように解釈した挙げ句、「少数派の意見」と似て非なる言葉として振りかざしている愚行にある。
少数ながら困っている人の声を届けるという趣旨から「少数の意見」を訴えて、障害や難病の支援する政策や意識改革に取り組んだ事から人気の出たキーワードだった。
それを似て非なる単語へ差し替えて、正道を邪道と吹聴して日本に不利益こそ正義と主張する輩が居て、そういう連中が少数派の意見を国会へ届けるなどと言っている。

日本語する真っ当に扱えない時点で論外だし、言っている事も馬鹿馬鹿しいので見掛けた時点で排除している。