病人を 出汁に使うな 痴れ者が2019年02月13日 23時39分18秒

2020年の東京オリンピックでメダルを狙えると期待される女子競泳選手がいる。
1つの大会で日本新記録を連続して更新するなどの功績もあり、女子競泳へ関心を強める立役者ともなっていて、正しく期待の星と呼ぶに相応しい注目選手となっていた。
そんな若干18歳の選手が白血病を発症したと発表されて、本来とは異なる形での注目を浴びる事となってしまった。

若い注目選手の白血病と話題性の高さもあって、朝から報道メディアが挙って今までの功績を中心に特集を組みながら報道していた。
そんな番組の出演者は病気の克服と復帰を応援すると口々にするけれど、骨髄バンクへドナー登録したり、輸血に協力したりと行くなどの具体的な行動を1人として報告していなかった。
誰もができる具体的な横断だというのに、視聴者へ呼び掛ける事さえもしないという有り様を見ていると、病人を出汁に使いながら美味い所だけ啜っているとしか思えず、醜悪な連中に見えて仕方ない。

野党議員も似たり寄ったりで、五輪担当大臣の言葉尻を拾い上げて不謹慎だの辞任すべきだのと騒ぎ立てている。
野党は大臣が「がっかりしている」との発言を叩いていて、この言葉が駄目なら反意語が正しい事になるわけだが、ガッカリするとは落胆する事であり、落胆の反意語は有頂天である。
野党議員によると、注目選手の入院に対して喜び舞い上がるべきだと文句を付けている事になって、どちらが不謹慎なのかと呆れる以外の感情が持てない。

件の女子選手は白血病なので無菌室へ入っていると思うので、願わくば報道メディアや野党議員のゴミ情報も遮断して、精神的にもクリーンな環境で闘病に励んでもらいたい。