現実と 虚構の区別 何処へやら・・・2018年06月07日 22時27分35秒

ここ数日にライトノベルからのアニメ化が予定されていた作品に関して、作者によるヘイトスピーチが大きな騒動となり、アニメ化の中止へ至ったと話題になっている。

ヘイトスピーチは攻撃であるだから何らかの形で矛先を向けられたとしても、因果応報なので同情しないと立ち位置で眺めていた。
アニメ化や連載の中止という流れにしても、掃いて捨てるほど在るラノベの1つに過ぎなくて、企業として守るほどの価値がないと判断されたのだろう。
俺が第一報を聞いた時の解釈はこういう感じだったのだが、今日になって事の流れが全く別であると判明してきた。

中国人により悪意のある改竄により、作中に「戦争で」と始まる一節を「中国人を」と書き換えて、中国を侮辱する作品だと紹介された事に端を発するらしい。
つまりはフェイクニュースを信じた中国人が怒り狂って、主演予定の声優に対して脅迫文を送りつけられた事から降板となり、最終的に中止となった。
日本国内へ騒動が逆輸入された際に誤訳されたのか、作者の過去に発したヘイトスピーチが掘り起こされて騒動となっていると伝わった。
実際にヘイトスピーチとなる発言が見つかっているので、改竄されて紹介された故の騒動だと判明するまでに時間を要した。

過去のヘイトスピーチがなければ、別の結果になっていたかも知れないのだが、やはり因果応報ではないかと思えてしまう。
しかし、脅迫状など犯罪行為まで混じっている現状を見ると、一言で片付けて良いものでないわけで、それなりの対策は講じなければならないだろう。

作中の登場人物にどのような設定があろうとも、そこは虚構でしかないのだから目くじらを立てるのもどうかと思う。
それこそ現実と虚構の区別も付けられないのかと呆れてしまい、そんな道理の通じなそうな連中の暴挙に対抗できない弱さに情けなくなる。

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