当事者が 被害者面で 何を言う?2018年04月04日 23時26分25秒

日本のソーシャルゲームの大半が有料ガチャを収入源の中心としている事へ対して、海外のゲームと比較しながら批判的な意見を述べている意見が周的に流れてくる。
ゲームに限らず日本と海外を比較して国内の傾向を批判する意見は、その殆どが文化や制度の違いを度外視した上で1つの項目だけに焦点を当てている傾向を強く感じる。
今回の件で言えば、海外のゲームは月額従量制で利用料を徴収して固定収入で運営されるのに対して、日本だと基本プレイ無料として有料ガチャで採算を取っている。

有料ガチャを収入とする方が高利益となる場合が多い一方で、ひとたび人気が低迷し始めると持ち直す暇もなく立ち行かなくなり、改善策を講じる余裕のないままサービス終了へ陥る事も珍しくない。
従量制の場合は金を払ってでも遊びたいと言っているプレイヤーしか居ないのに対して、基本プレイ無料ではゲームに金を払うなど馬鹿らしいと言い放つ輩も混じってくるので、開発者の立場として見れば気合いの入りようが変わってくるのも当然だろう。
しかも、ゲームなどの娯楽に金銭を注ぎ込む事を無駄と考える傾向は根強くて、最近では国内の従量制を敷いていたゲームが殆ど残っていない。

そもそもに従量制のゲームを見限って、基本プレイ無料へ殺到してきた世代は今もゲーム利用者の中心に居て、自分等が作り上げた時代に対して文句を言っている事になる。
もしくは収入源を有料ガチャに頼っている運営に対して苦言を呈するにしても遅すぎて、10年ほど前から言い続けないと意味のない状況まで来ている。

こういう自分の顔へ唾を吐きかけたり、鏡へ向かって説教するような愚かな行為を繰り返す端を知るべきだと感じる。

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