開催を 危ぶむ声は 以前から2017年09月22日 23時06分21秒

大型イベント会場として利用される事の多いビックサイトや幕張メッセが2020年の東京オリンピックでも使用される関係で、3年ほど最大規模の同人即売会であるコミックマーケットの開催が危ぶまれている。
この話そのものは随分と前から囁かれていたのだけど、ここ最近に会場プランの変更を打診しようとする活動が活発化したのか、何やら呼び掛けているツイートを目に付き始めている。

そういった活動のスローガンが「オリンピック倒産を許さない」となっていて、収入源の大半をコミケに依存する印刷所などの企業がイベント中止に伴って倒産してしまうので、コミケを開催できるよう働き掛けようと主張している。
要するに、どこぞの企業を守るためのコミケ開催を呼び掛けている格好となっていて、コミケを同人文化の象徴となる同人即売会ではなく収入源と見ているわけだ。
同人即売会が誰のためにあるイベントなのか履き違えている印象が強くて、賛同する気持ちが全くと言って良いほどに湧いてこないばかりか憤りすら覚える。

コミケが無くなって困るのであれば、コミケ会場が借りられなくなる恐れを生み出している徹夜組の排除に協力して、コミケ存続のために尽力していなければ嘘になる。
徹夜組から派生する存続問題は随分と前から囁かれていて、下手すれば既に会場を使わせないと切り捨てられている可能性さえある。
こちらの問題に何の働きも見せないで、今回の件でだけ倒産したくないと泣き言を言い出しているように思えてしまい、何か虫の良い話を言っていると冷ややかな目でしか見られない。