台風が 猛威を奮う 帰り道2017年07月04日 23時29分46秒

今日は朝方に九州地方へ小型で足の速い台風が上陸して、本州を横断して夜に掛けて関東の南岸へ再上陸する予報となっていた。
雨の台風どなる事から梅雨前線を刺激して朝から新潟や長野で大雨となり、一部で雨量が平年の7月分を越えた地域が出るなどの猛威を振るっている。

関東地方は異様な湿度と今年初の熱帯夜に始まる暑さが重なって、普通にしていても息苦しくなるような不快指数の高い一日となっている。
その上に帰りの時間帯は台風の直撃を受けている可能性が高くて、高温多湿の空気から何から台風に振り回されている。

現状は帰りの電車へ揺られているのだが、車窓を叩く雨音が地元へ近づくほどに強くなる印象があって、数年ぶりに台風の猛威を掻き分けての帰路となりそうだ。
雨具は持ってきているので備えだけならできているのだが、面倒臭いという気持ちが次第に膨らんでいる現状にある。
雨雲の動きを見る限りでは雨足の強さに斑があるようだが、地元の雨量が既に許容量を越えているのでポンチョを着込んでも、足下からずぶ濡れになりそうだった。
こうなると上から濡れても大差のない状態となりそうで、嵐の吹き荒れる土地へ帰る状況は救いがなくて憂鬱な気分になる。

そんな憂鬱か気分で電車を降りると、路面は水溜まりと言うより小川のような状況で水煙まで立っていた。
無駄だろうと感じながらポンチョを着込んでみたけれど、やはり顔から伝い落ちる雨水で内側も濡れていく。
それにポンチョに打ち付ける雨粒が水煙となるので、じわじわと浸食されていく感じで苦笑するしかなかった。

何よりも困ったことは水煙に遮られて街灯も自転車のライトも光量が半減してしまい、普段よりも暗い夜道を視界の悪い中で走る事となっていた。
何とか無事に帰宅できたけれど、精神的にかなりの疲労感がある。