痴れ者を 鼻で笑って 追い払う2017年05月08日 23時21分01秒

電車でも座席に30分も座っていると乗り物酔いを発症するため、通勤では密集することの少ない車椅子スペースに立っている。

今日の帰りは待機列の前から3番目の右側に並んで折り返し始発の電車を待っていた。
この順番なら前の乗客が座席へ向かうので問題なく車椅子スペースを確保できるため、慌てず押さずに乗車していると左側の後方から割り込んでくる輩がいた。
その不届き者も俺と同じ車椅子スペースの隅を目指していて、目標に近い右側の列へ並んでいた俺の方が早く到達したのだが、2m近い長身の体重で強引に押し退けてくる大馬鹿だった。

俺は他人を押し退けてまで居座る場所を奪うほどの恥知らずでないので、何も言わずに空いているスペースへ立ってから、不届き者の必死さや愚かさを思い出して鼻で笑っていた。
今までも図体の大きさにモノを言わせて場を奪ってきて、それを自分が特別だからだか小学生並みの発想を大人が抱いているのなら、笑わずにいられようものか。

そんなわけで図体だけ大きくて頭の足りない不届き者を内心で笑っていたら、その大男が2分ほどして「やるよ」とか吐き捨てながら他の場所へ移っていった。
これがまた爆笑したくなるほどの哀れで情けなくて浅はかな行動だった。
何故に俺を見ていたのか、どうして居心地の悪さを感じたのか、何を思っての捨て台詞だったのかを考えると大声で笑いそうだった。

勝ち誇ったつもりでいたのに負かした相手が近くへ居座って落ち着かず、盗み見ていたら何かを馬鹿にした笑みを浮かべていて、自意識過剰に自分が笑われていると感じたのだろう。
実際に笑い物としていたので間違っていないけれど、スマフォを見ているので必ずしも笑みの方向を一意に絞れないはずだった。

居心地の悪さは自分の行動がどれほど愚かだったか気付いたのか、何処かのSNSで馬鹿にされているなど妄想したのか知らないが、図体の割りに肝の小さい輩らしい。
そして、最後の捨て台詞がまた小学生並みの稚拙な免罪符であり、奪った場所を最後に明け渡して事を理由にして罪悪感や辱めから逃げたかったのだろう。
しかしながら、順番も守らずに人様を押し退けて場所を奪った過去は消えないし、俺はそんな免罪符を渡してやるほど優しくないので、空いた場所へ移らなかった。

どちらにしても恥ずかしくなるような真似を最初からしなければ良くて、まともな人間に少しでも近づいてもらいたいのだが、頭に栄養の足りてなさそうな図体なので明日を待たず忘れていそうだ。

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