花見する 気分になれぬ あの姿2017年04月09日 21時46分39秒

金曜から地元の桜が見頃となっているのに薄暗い空模様が続いていて、今日に至っては花散らしの雨が降ったせいで桜並木を走ってみれば、路面がピンク色に染まり始めていた。
花が来週末まで保ってくれるとは思えないので、今年はまともに花見をしている暇がないまま終わりそうな予感がする。

平日に青空の覗く日がありそうな気もするのだけど、今年は出勤前に慌ただしく桜を撮影して回る気分になれそうにない。
あまり綺麗に咲き揃っていない事も原因の一つだけど、一部の桜が意図の分からない枝打ちで見窄らしい姿を晒しているため、その木を思い出すとどうにも気が削がれてしまう。

桜並木の細道を大型トラックが抜け道として通った際に桜の枝を何本も居ってしまい、随分と派手に枝を切り落とす羽目となった過去もあるのだけど、今回はそういった被害に遭っていた様子を確認していない。
それなのに枝と呼ぶには太すぎて、それこそ幹を切って太い枝が残されたとでも言い表した方が良さそうな切られ方で、一本の立派な桜が横に曲がって伸びる盆栽のような姿となっている。
何よりも川へ向かって倒れ込むような格好となっていて、花を付けていなければ強風に薙ぎ倒された朽ち木と間違われそうな格好のため、最初に気付いた時は絶句するほどの衝撃を受けた。

正直なところ、あんな無様な姿を晒すくらいなら根元から伐採した方が良いのではないかとさえ思える。