知らずとも 責任からは 逃げられぬ2017年03月03日 23時55分44秒

豊洲市場への移転問題に関する動きとして、百条委員会へ召還を予定されている石原元都知事が委員会に先立って会見を開いた。
会見の内容は大雑把に言えば、専門家でないために全て丸投げしていたので何も知らず、言われるままにサインした責任なら感じる部分もあるけれど、それ以上の責任は負うつもりがないという具合だった。
もっと絞って言い換えれば、何も知らないまま事が進んでいたので何も分からないから責任など発生しないと言いたいらしい。

世の中には無知もまた罪という言葉もあるように、知らない事が既に責任を負う理由に成り得る。
しかも、都知事という1つの特権を与えられながら、同時に課せられる責務を訳の分からない話だからと無責任に丸投げしたのなら職務怠慢も甚だしく、何のために都知事へ就任したのかと呆れてしまう。

ネット上を見てみると、都知事だからと言って都政の全てを見られる訳もないと、石原氏を擁護するような意見もちらほらと見受けられる、
人間一人の能力に限界があって当然なのだけど、そこは政治家としての人望を活かして信頼できる人物の起用で乗り越えるなど、多くの力を借りながら運営しているのが本来である。
そのために方々へ駆けずり回っていくのも政治家の仕事として認められるのだけど、最近は票集めのために行う挨拶回りに姿を変えているように思われて、責任転嫁の理由として己の無能さを挙げても納得できない。

何のための会見だったのか今一つ分からないけれど、何も考えられない無能でありながら都知事選に立候補した事が既に罪だと思えてしまう。

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