報道の 民心操作 目に余る2017年02月22日 23時55分33秒

九州電力の原子力発電所で新規性基準への適合が確認された件に関して、ラジオのニュース番組の流した報道内容が酷くて呆れてしまった。
稼働していない原発を巨大な不良債権と表現して、負債から逃げるために安全基準を満たすための工事費用へ糸目を付けないとしていた。
その語り口は安全基準への適合を金儲けのためにやっていて、地域住民の事など全く考えていないといった心証へ誘導しているかのようだった。
再稼働を目指す順番に関しても依存度の大きかった順であり、稼働した時の利益が多い順であるとしていたり、どうしても原発を悪として扱いたくて仕方ないようだ。

そもそもに依存度は発電量の事であり、電力会社なのだから発電と収入が比例して当然である。
電力の安定供給を目指すのなら発電量の多い原発から稼働させる流れは当然なのに、儲けの多い順に動かそうとしているなんて言い方に苛立ちさえ覚えた。
しかも、新規性基準に関しても何の根拠もなく印象だけで不十分と言っていて、仮にそうであるなら日本の国土は殆ど住むべきでない危険地帯となりかねない。
この辺の話も電力会社を悪意の塊と印象づけたい思惑にしか見えなくて、あまりにも偏った物言いに呆れるしかなかった。

それに何より原発の停止している現状で電力を賄っている施設に、廃炉準備の進んでいた火力発電所が含まれている事など考えれば、原発の方がよほど安全に思えて仕方ない。