お年玉 与えすぎるは 腐らせる2017年01月02日 23時31分33秒

ここ数年の新年は自宅で迎えている事もあり、お年玉を渡す場面から縁遠くなっているのだけど、ネット上を徘徊していると金額の話がちらほらと聞こえてくる。
お年玉に限らず小遣いにしても不釣り合いな金額を子供に与えている話が数年前から聞かれていて、そういった話題を耳にすると渡す側もさることながら受け取る方の神経も疑ってしまう。

俺が小学校へ通っていた頃と言えば、千円以上を持ち歩く事に抵抗感があって予想以上に入っていると、母親に預けたり多すぎると買えそうとしたものだ。
お金は子供が持っているべきでない大切な物という感覚があって、それ故に額面の大きさに恐怖や背徳感を覚えていたのだと思う。
そう感じる理由は親が働いて苦労して稼いでいるモノだと知っていたから、何もしていないのに貰って良いものなのかと感じる部分があったのだろう。
正直なところ、子供だった頃の記憶など殆ど残っていない人なので推測でしかないけれど、お年玉に紙幣を貰った時はとんでもない物を貰った気になって、母親へ預けた事を今でも覚えている。

噂で聞くところによると、最近の子供はお年玉の総額が10万円を超えていくらしく、休み明けに額面を自慢し合う風習が確立しているために、1万円を包んでも微妙な顔をされたという話も聞こえてきている。
ここまで来ると金銭感覚が麻痺していると言わざるを得なくて、麻痺を矯正されないまま成長した先には、苦労して稼ぐ意欲の持てない社会不適合者が待っているのでなかろうか。
金銭は遊んでいれば勝手に入ってくるとか思っていたら、少し叱られただけで退職するような軟弱者へ成長しても不思議でないように思える。

そもそもに、お年玉を実子以外へ配る必要があると思えなくて、最低でも年越しを友の過ごしていない挨拶回りで着ただけの子供へ渡すべきでないように思える。
何にしても、悪しき風習とならないよう気を付けてほしいものだ。

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