肉だけは 生食するな マジやめろ2016年12月10日 23時36分52秒

つい先日にTwitter上で肉寿司の食べられる店を紹介する記事が流れてきて、未だに生肉を職層とする輩が居るのかと呆れさせられた。
別段に何処の誰とも知らない輩が苦しんで、最悪に死んだとしても何とも思わないのだけど、そういった危険が俺と関わりのある人達へ降りかかっている状況に怒りを感じる。

まともな店が提供する生肉なら安全だと主張していたのだが、奇をてらうメニューが出されている時点で既に真っ当な営業と呼べない訳で、「生肉を提供するまともな店」とは最初から矛盾している。
生食が可能なほど新鮮な食肉は確かに存在して流通もしているのだけど、それは実際に生食を想定しているわけでなく、鮮度の表現方法が1つとしてあるだけで、実際に生で食べる事など想定していない。

このブログで何度か書いたことがあるけれど、市場において生食用の肉という取引枠が存在しない。
国が肉の生食を非推奨としている事から、生食用の肉という分類が存在する理由がなくて、流通ルート上に生食用としての扱いは安全基準さえ定義されていない状況にある。
つまり、生食用と非生食用の肉が同じルートを通って取引される事になるので、何かの拍子に加熱調理を前提とした場合に無害であるが、生食の場合に猛威となる病原菌で汚染される危険性を否定できない。
さらに鮮度を保てる期間に関しても定義されていなくて、店の料理人による見立てだけで生食用として提供される事となる。

結経のところ、生食用と誰が決めているのかと言えば、国でも生産者でも市場でもなくて、店の料理人や仕入れ担当による自己判断でしかない。
そもそも国は肉の生食を推奨していないわけで、それでも生肉を提供する時点で既に狂っているとしか思えない。