学力の 根腐れ起こす 塾通い?2016年08月11日 23時08分56秒

学力低下の引き金としてゆとり教育が取り立たされる事が多いのだけど、是正されたはずなのに学力の低迷が続いている現状を鑑みると、他にも原因となる何かがあるように思えてならない。
ゆとり教育の時代に始まって未だに続いているモノが現代の学力低下の要因と疑われて、それが何かと考えて真っ先に「塾通い」が思い浮かんだ。
学力向上を目的に通っている学習塾が学力低下の原因とは得てして妙だが、疑って掛かってみれば色々と思い当たる部分が出てきたりする。

学習塾が伸ばそうとする学力とは何なのか考えてみると、良い点数を取る事に執着しているのではなかろうか。
学習塾の広告を思い返してみても、点数という実益を目指していると読み取れる場合が多い。
しかしながら、高得点を取れるという実益が学力向上と一致しているのかどうかという疑念が湧いてくる。
点数は評価の指標であって学力の本質と言えなくて、得点にばかり執着していると決められた範囲内での出題に対してのみ強いものの、応用が必要な問題になると何もできない張りぼての学力になりそうだ。
こう考えていくと、現代の学力低下の主因が学習塾にありそうな気がしてくる。

児童としても点数さえ取っていれば文句を言われないので、学習塾の勉強だけやっていたら良いと思っても不思議なくて、本当の意味で必要な眼光の勉強を真剣に聞かなくなるのではなかろうか。
学校の授業は土台から固めていくために回り道しながら教えているのに、学習塾が簡単な近道だけ覚えさせて終わらせると、者の本質を知らないままになってしまう気がしてならない。
そもそもに考えるという行為さえ忘れて、作業的に穴埋めしていくだけの人間になってしまったなら、学力が低下していく状況へ繋がっていきそうだ。