濃霧ゆえ 視界が利かず 一苦労2016年03月08日 23時48分44秒

昨夜は自宅の最寄り駅を出たところで視界が白く霞んでしまい、花粉対策でマスクを着用していた事から眼鏡が曇ったのだと思った。
しかし、眼鏡を拭くために外してみても視界は白く染まったままで、そこで初めて濃霧による資格不良なのだと理解できた。
俺は生まれも育ちも変わらないのだけど、これほどまでの濃霧を経験した覚えが一度か二度ほどしかなくて、夜道に限って言えば初めての体験となる。

濃霧による視界不良は30m先を歩く人がシルエットでしか視認できず、街灯の明かりがどう照らしているのか浮かび上がっていた。
そして、最近によく見る強力すぎる車のヘッドライトはレーザーの如く映って、目潰しとなる光量ともなれば後光が差しているかのようだった。
濃霧のおかげで目を潰されずに済んでいたけれど、あんなにも仰々しい光量を何処で必要とするから理解できず、何より対向車にとって危険なので規制してほしいと改めて感じさせられた。

濃霧の中でも見えるのだけだ、元より夜盲症を抱えて夜目の利かない身としては困りもので、多少でも人通りのある場所は徐行運転で慎重に通過せざる終えなかった。
どうにか事故を起こさずに帰宅できたけれど、普段の何倍も体力も気力も使い果たした気分で心底に疲れた。

朝になれば、記録的な濃霧が幻想的な風景を見せているとテレビで盛んに放送していたけれど、俺としては昨夜の我が身を思うと身震いするような気分だった。