組む事の 意味を知らずに 中止する2016年02月23日 23時48分25秒

小中学校の体育祭で行われている組体操に関して、昨今に行き過ぎた難易度から負傷者が増えているとして、全面的に禁止すると言い出す自治体が出てきたらしい。
無駄に高さを争うピラミッドやタワーは不要だと感じるけれど、全面禁止とする方針には教育の意味を理解していないように思えて、事なかれ主義の王道を行くかのような対応に感じられて納得できない。

組体操で怪我する事よりも怪我させてしまう事に問題がある。
組体操は名前の通り複に数人の組を作って行われるため、パートナーをしっかりと見て支えなければ怪我させてしまう。
ピラミッドやタワーにしてもチームが一丸となる必要があり、他社を支える一方で支えられてもいる関係を体験できる数少ない機会となる。

ここ最近に組体操での怪我が増えている背景には、人間関係が希薄で他社へ対する責任を放棄する児童が増加した影響では無かろうか。
支える気のない児童と組まされた子供が怪我をする。
体格の大きさだけで土台を担当させるも怠けるため、バランスを取れずに危険度ばかり上昇していく。
組体操による怪我が増えた原因は難易度の問題以上に、無責任な生徒が増加している影響と考えられるのではないか。

ここ最近は組体操で怪我人が出る度に中止や廃止の話が出てくるので、面倒臭がりがわざと事故を起こしている可能性も有り得る。
他人が怪我しようと関せずに、自分の利益を追求するような子供が居るかも知れない。
しかも、その目論見が成功してしまったかも知れない。
万が一の事を考えると、世情の意見へ安易に流されるのもどうかと思う。

そもそも危険だと思うなら中止という安易な選択をせず、安全に取り組める練習方法を考えるのが本来の姿である。