似ていると 言える要素が 何処にある?2015年08月19日 00時10分44秒

ここ最近に何かとパクリだの盗作だのと言った話題が多いのだが、早くも突拍子もない事を主張する勘違いも甚だしい輩が登場したらしい。

漫画雑誌に掲載された新人連載の予告ページが事の始まりで、それを読んだ有名作家が自分の作品にコンセプトとタイトルが似ているとして、盗作であるとTwitter上で騒ぎ立てた。
Twitter上で騒動を引き起こした背景としては、著作権の保護範囲に入らない曖昧な要素だった事から法的に訴えようがなく、法律が守ってくれないなら法へ触れない範囲での嫌がらせという手段へ出たわけだ。
例えるなら、ちょっと気に入らない新人が嫌がらせをして、早々に退職へ追い込んでやろうとパワハラを仕掛けるような所業だろうか。

法的手段へ訴えないまでも出版社を経由して抗議するべきで、そうしなかった辺りを考えると訴えた側の出版社は相手が大手出版社故に動きそうもなかったのだろう。
結局はパワハラを受けた新人作家が謝罪して、連載を辞退する事で事態の収拾へ走っているのだけど、叶うことなら言い掛かりを無視して連載してほしいものだ。

そもそもに新人連載の予告ページは多くても6ページほどであり、第一話のダイジェストといった形式をよく目にするが、その少ない紙面から読み取れるコンセプトにどれほどの価値があるのか。
著作権やオリジナリティを主張できるほどの内容がある思えず、それこそ取るに足らない類似性へ対して食って掛かっているようにしか聞こえてこない。
予告の段階で食い付いたため、類似点として提示できる内容は具体性を伴っていないはずで、そこから盗作だの何だのと指摘できる要素があると思えない。
それにタイトルから見るに、男性の心を胃袋から掴むという話らしいのだけど、ここにオリジナリティも何も感じられず、それこそ古典的とさえ言えるコンセプトへ対して著作権を主張しているらしい。

はっきり言ってしまえば、馬鹿馬鹿しい。
新人を潰された大手出版社から賠償請求でも受けて、ついでに既存の連載も打ち切りとなって廃業してしまえばいいとさえ思ってしまう。