同人と 呼べる範囲か どうなのか2015年08月12日 23時34分07秒

同人ゲームの大御所となるサークルにおいて、過去5作品から最新作までタイトル画像の一部に商業利用の禁止された素材の使用が疑われている。
問題の素材を見比べてみると確かに酷似しているのだけと、どことなく伝統的なデザインのような気もして、金目当ての言い掛かりでないかと邪推してしまう。

それに何より同人として制作されている作品に対して、商業利用だと指摘している事へ疑問を感じている。
商業利用でないなら使えるフリー素材として公開されているのに、非営利の同人活動での使用が禁止というのは矛盾しているように思える。
同人の域を越えていると言われたら納得しそうだが、そもそもに同人と商業の切り分けが明確に定義されていないので、流用したのか否かの他にも判断の難しい点がありそうだ。

同人なのか商業なのか、言い方を変えるなら趣味なのか商売なのか。
最も分かり易い切り分け方は商売として成り立っているのか否か、売り上げが趣味と呼べる金額を超えていないかで判別する方法に思える。
そもそも趣味は金が掛かるものであるのだから、赤字である事が標準であると同時に適正なのではなかろうか。
同人即売会においては価格設定も制作者が設定するので、過度な売り上げとならないよう調整できるのだから、極度の黒字とならないよう調整する事は可能なのだ。
それ故に商売として儲けようとしているのか否かは設定価格から一目瞭然であり、その辺を参考にして趣味と呼べる範囲なのか否かを判定していけばよいと思う。