在るべきに カードがいない この恐怖2015年06月18日 23時28分22秒

昨夜の帰り途中に夕食の材料を買うため寄り道した時、会計でクレジットカードを使おうとしたら在るべき場所に見当たらなかった。
財布を取り出す際にリュックの中へ落ちたのだろうと思い、その場は現金で支払いを済ませて会計から離れて荷造り台へ移った。
荷造りのついでにリュックの中を探してみたけれど、落ちているはずのクレジットカードが見つからなくて、背筋に冷たい汗が滲み出す様を感じた。

何処かに落としてきた可能性を考えて、最後に使用した店が何処だったか必死に思い出す。
焦りを感じている事もあって記憶が信用ならないと、最も新しいレシートを探して出してみれば、普段に殆ど利用しない会社近くのスーパーが最後だった。

その店では利用客がバーコードを読ませて会計するレジもあり、単品買いの場合は待ち時間も少なくて重宝する。
今回は昼食用にレトルトごはんを購入しただけなので、列をなしている店員のいるレジへ並ばず、セルフサービスで会計を済ませようとした。
そこでもクレジットカードで支払ったところまで記憶を辿ったところから、何やら強烈な違和感を覚えたが、カードを受け取り忘れたわけではない。

レジから発行されるレシートが横に大きすぎて折らないと財布へ収まらない。
クレジットカードとレシートを同時に回収したので手が塞がっていて、カードだけ財布へ戻したのだけど、ここで再び強烈な違和感に襲われる。
何処へ戻したのかと自問しながら、自然と財布の収納スペースを確認している自分が居て、キャッシュカードに紛れてクレジットカードが出てきた。

答えの出た後に考えてみると、銀行で現金を下ろした時と同じ気分でカードを財布へ戻したのだろう。
原因と所在が判明して安堵したけれど、クレジットカードを紛失したのかと焦ったりしたせいで無駄に体力を消耗してしまった。