情報と 娯楽の区別 曖昧に・・・2015年05月28日 23時59分34秒

T社員はFXをやっている関係で経済問題に関する記事へ興味があって、読み上げてくれたりするのは良いのだけど、どうにも拾ってくる話が極端すぎて胡散臭いとしか感じられない。
今日は日本国債に関する問題から波及して、ハイパーインフレによって破綻したジンバブエのような事態が起こるという展開していった。
可能性としては有り得る事までは理解するのだけど、施策や援助を語らなずに為す術もなく転落していく展開で書かれても、安っぽい怪談話のようにしか聞こえなくて信憑性が感じられない。

最悪の場合を語りたいにしても、選択肢の1つや2つを示さなければ信憑性が薄くなるのだけど、その反面で早々起こりえないとの印象も弱まって緊迫感を強く感じさせる効果を発揮する。
注目を浴びたいなら信憑性より衝撃的な展開が選択されがちとなり、本当に必要な情報が霞んで安っぽい娯楽と変貌してしまい、そんな話を起点にあれこれと言われても論点の外れている気がしてならない。
ああいうエンターテイメントばかり聞かされていると、狼少年ように大切な情報を信じられなくなりそうで気分が悪い。

こういう面白可笑しく書かれた娯楽記事が経済情報として流通する事こそ問題視すべきとさえ思えてくる。