見苦しい 広告消えて 安堵する2014年09月09日 23時25分36秒

帰りの時間が好きでなく、何かお理由を付けて帰宅を遅らせようとしてしまう。
就寝準備を早々に整えてから悠々と自室で過ごしたいのだが、疫病神と遭遇する危険性やその存在に苛立つ状況を想像すると、どうしても帰りたいと想えなくなる。
疫病神の影響以外にも帰りの電車に貼られている広告が嫌いで、それを眼にするのが嫌で駅から足が遠退くこともある。

件の広告は脂ぎった中年男性の大口を開けた見苦しい写真が印刷されていて、生理的に受け付けられない見苦しさがあって不快なこと極まりないと感じていた。
しかも、扉に貼られているので必ず視界へ入ってくるから質が悪くて、見てしまうと拳を突き立てたくなるほどに苛つかされていた。

そんな不快な広告を見ないよう注意し続けて数ヶ月、つい先ほどに新しいバージョンへ挿し変わっている事へ気付いた。
掲載されている商品名が変わっていないので、あの見苦しい写真は淘汰されたものと考えて良さそうだ。
新しい広告は女性がメインとなっている事から見て、販売対象を中年男性から切り替えるつもりらしく、あの見苦しい大口を水に済むも思うと心底に安堵する。

これで少しでも気楽に帰宅できるようになれば良いのだが、大問題は疫病神の存在にあるので劇的に変わる事はないだろう。
それでも苛立ちを覚える危険が減るのは良いことだ。

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