テレビ局 ブラック企業と 変わらない2014年08月31日 23時52分57秒

今年も24時間テレビの時期がやってきて、素人に100kmマラソンを走らせるという無茶な企画が行われている。
普段は全く興味を示さないのだけど、今年は良く見知っているタレントが走るので少し気にしていたが、スタート以外は見ていないので無事にゴールできたのかどうかさえ知らない。
100kmマラソンは24時間テレビの客引きに行われるオマケ企画であって、常にランナーの様子を中継してくれるわけでないので、様子を確実に見られるのはスタート地点くらいだった。

俺はテレビを見なくなっていた事に加えて、元より24時間テレビという番組が企画的にも全く面白みを感じられないばかりか、むしろ嫌いと言ってもよいレベルだったので、100kmマラソンの事を根本的に忘れていた。
24時間テレビは元々がチャリティーのために行われた企画だったと記憶していて、助け合いをテーマとするのならマラソンでなく駅伝にしても良かったはずだ。
苦痛の表情を浮かべる映像が欲しくて、年々に完走できそうもない年配者をランナーとして選定しているように思えて、助け合いとは真逆の方向へ進んでいる様が気に入らない。

演出で美化すれば何でも押し通せると思っているのか、視聴者を馬鹿にしているのかと言いたくなる場面が増えてきた。
それ故にテレビを殆ど見なくなっているのだけど、24時間テレビはその最たる例の1つでないかと感じる。
そもそも24時間も放送し続けたとして何の意味があるのか理解できず、視聴者に徹夜を強制するつもりなら馬鹿げているし、出演者に徹夜や深夜勤務を強制するのはブラック企業の所行ではないか。
100kmマラソンにしても素人が安全に完走できる距離ではなくて、体を壊すまで番組のために走り続けろと強要する姿勢もまた、ブラック企業がやっている事と変わらない。

再起不能となるランナーが出る前に、このような馬鹿げた企画は取り止めるべきだと思う。