詰まりすぎ 余裕を持って 並ぼうよ2014年05月16日 22時56分26秒

今朝のニュースによると、駅のホームなどで視覚障害者の転落事故が増えているそうだ。
その対策として健常者による積極的な声掛けを呼び掛けていたけど、点字ブロックの上を歩けない状況に問題があると感じる。

荷物や違法駐車が点字ブロックを塞いでいる状況ばかりでなく、駅のホームで電車を待つ列が前に出過ぎている事が多い。
先頭の人の爪先が点字ブロックに掛かっていると、視覚障害者にとっての障害物となってしまう。
視覚障害者の歩き方を想像してもらえば分かるように、点字ブロックよりも横へ広い範囲を確認しながら行く。
つまり、点字ブロックの間近に立っていると邪魔となってしまう。

障害者は基本的に周囲へ迷惑を掛けていると自覚しているため、可能な限りは押し退けたりせずに済むよう心掛けて歩く。
例えば、駅のホームで電車待ちの列を避けて、その後方を歩こうとしたりするわけだ。
ここで問題となるのは、電車を待っている時に後ろを気にする人が少ない事で、結果的に障害者の危険を察知しうる目が減ることになる。
見ていなければ危険を知らせる事もできないわけで、点字ブロックとの隙間を空けるようにして、2つの意味で視覚障害者の安全を確保してやるのが良いと思う。